先週の木~土曜日の3日間,アメリカ人の隣人のガレージセールを手伝った。
前日に,車庫の道具棚に古シーツを張って目隠しし,机を拭いてビニール製のテーブルクロスをかける。そして,地下室や廊下に準備してある不用品を運び出す。大量の本(非常に重い!),DVD,絵画フレーム,瓶や陶器の置物,食器,キャンドル,クッション,時計,様々な容器…大物はテーブル付きベビー用ハイチェアや室内ランプ,スクーターにバスケットボールゴール。献血の二日後だったので重い荷物が運べてよかった。
ゴミ箱とリサイクル箱をうちの車庫に移動して,後は値札付け。
アメリカ人の地下室というのは,どこも本当に物があふれている。たいていは膨大なクリスマスグッズがメインだが,洋服が主流のお宅や,レゴブロックどっさりの家もあって,そのモノの多さに驚く。みんな本当によく買う。一軒の30~50坪くらいのスペースが物置だ。友人宅には,自分・母・義母のウェディングドレスが3着も衣装ケースに入れて保管してあった。日本のようなお色直しもなく,白のドレスのみを着用するのが普通なので皆購入するのだが,引っ越す度によいしょと持って行く…高齢になってダウンサイズしても。
同様に,車庫や地下室に置いてある冷蔵庫もスゴイ。一人や二人暮らしでも,飲食店のような大型冷凍庫がおいてあって,霜で固まったジップロックはもはや何なのか判別できない。どうやって解凍するのかわからないような大きな塊の食品も。奥行きも結構あり,冬の寒い時期に車庫に置いてある冷凍庫の奥の食べ物を取り出すとは考えにくい。
昨日は,別の隣人のお年寄りの冷凍庫の霜取りの手伝いをした。同じような食べ物がわんさかと出てくる出てくる。「これあげるわ」と言われても…一体いつのものか不明なので,「先週うちも買ったばかり」とていねいにお断りした。
よそのお宅の地下室と冷蔵庫を見ると,その人の別の面が露わになる。うちのミニ冷凍庫も掃除・整理しないと…。
さて,ガレージセール当日2日間は,お昼ご飯の時間帯を中心に店番をした。大物のバスケットボールゴール(何と5ドル)やスクーター(確か3ドル),一番大きな絵画が売れた!数件先のご近所さんは何とマントルピース(暖炉周りを覆う装飾)も出していて…大きなグレーのソファが50ドルで売れたそうだ。新品に近く,お買い得だったろう。車庫にはマットレスも置いてあって,ガレージセールの域を超えているように思う。
この夏にもう一度ガレージセールをやるということで,全部車庫の端っこに寄せて終了となった…再び手伝いにいくことが予想される。