クリンパー(crimper)というのは,段ボールの中芯にあるような波状の模様を入れる道具のこと。
左側(Marvy Uchida/幅約21cm)はうねった波模様で,右側(Fiskars/幅約17cm)はまっすぐの横波が入る。紙を差し込んで挟みハンドルを回せば,~模様がつく。
エンボスフォルダーと違うのは,差し込めさえすれば,どんな長さの紙でも波模様が入れられるというところ。しかし,エンボスフォルダーよりはるかに高価。収納においてはかなりかさばり,取り出すのにガチャガチャして...あまりおススメできる道具ではない。
カード作りにおいては,雪道の模様を入れるのにもよく使っている。金属っぽい色の紙(銀や銅)ならトタン板風のデザインができるので,父の日用のハウスボックスやカードにもいい。野菜やチーズの波型ナイフとして見立て,円いオレンジ色の紙に波状を入れるとニンジンになる。ポテトチップスもできる。紐状の紙片を作ればクイリングのパーツにもなるし,組み合わせれば個性的なリボンもできる。使い方次第で,当たり前のことを言うが,使う人は使うし,使わない人は使わない。
繰り返すけれど…ホントに場所を取るし,そのうちもっと便利な道具が出てくると思う。生徒さんには「要る時はここで使うにとどめ,買わない方がよい」と話している。