高校2年の時受けた英語の模試の後のこと。友人が,「長文読解で...ロビン(robin)って人名だと思って,全部『ロビンさんが』って訳してしまったんだよ〜」と大ショックの様子。うーん...robinは大文字で始まっていなかったけれど...まあ,このくらいのミスであっても,彼女の方がはるかに高得点だったに違いないが。
確かに,ロビン(Robin)さんは人の名前。俳優のロビン(Robin)・ウィリアムズは男性だが,同様に下の名前で,Robinさんという女性が近所にいる。また,辞書を引いたらRobert(ロバート)の愛称でもあるらしいが,ロバートさんはBobという愛称の方が一般的か。日本語のクラスには,Robbins (ロビンズ)さんという名字の方もいらしたなぁ。
アメリカでクラフトをやっていておもしろいなと思うのは,紙・インク・布地につけられた色名。山吹色・柿色など,日本にも子どもの頃に呼んでいた自然界の色がある。みかん色はみかん色であって英語のオレンジではないし...グレー(灰色)やネイビーブルー(群青色)というように訳された色は,やはり違うものだ。
当然,英語にも自然や文化背景からついた色名がたくさんある。
Pumpkin spice(パンプキンスパイス),cantaloupe(カンタロープ・メロン),Great lakes(五大湖)...そして,robin's egg blue(コマドリの卵の青)という色。驚いたのが,日本製のコピックマーカーにもこの色名が入っていたこと。コマドリの卵が青だということは,日本でもよく知られているのか???それとも,単にこれを形容できる名称がないからか。
ティファニーの水色と言えばわかる人が多いと思われるが,そうじゃない,一度ホンモノを見てみたい...ティファニーの箱じゃなくて,源のコマドリの卵を。あんなにきれいな青色の卵が存在するのか。コマドリはミシガンの州鳥なので,庭先でよく見かける。鳥の本で調べてみると,針葉樹や落葉樹に巣を作るらしい。
数年前,郵便受けの近くのトウヒの木の下で...卵のかけらを発見。これが,そうなのか。ペイントしたような均一の水色。美しくて,ほうぅ〜とため息が出た。
同時期に,ブルージェイのきれいな青と黒の縞模様の羽も裏の餌場で見つけた。これは尾の羽のような...。ブルージェイズ・ストライプという縞模様の柄紙があってもいい。
いずれもていねいに洗い,夫の気づかない場所に保管して...たまに眺めて癒してもらう。
ミシガンの春の色と言えば,このコマドリの卵の色。この色を愛する人も多い。いろんな作品を作っているので,紹介したいと思う。