ペーパークラフト専門店ではクラスはまだ実施できませんが,お店は通常通り営業しています。先日,経営者とメールのやり取りをした時,「病院や食料品店,消防署や警察署などにカードを作って届けている。単なる趣味ではなく,ペーパークラフトのビジネスはエッセンシャルワークよ」と書きました。私の英文はというと,”I made them happy with my hand-made cards.”
彼女からの返信は…”So glad you were able to keep busy and spread joy during this crazy time!”
…Spread Joyですよ!Spread(広げる)は,今ならウィルスを広げる(to spread virus)という良くない意味でしか使っていないし,Joy(喜び)もクリスマス特有の単語だという意識でした。
「このとんでもない時期に忙しく過ごせて,喜びを広げることができるってすごくいいわね!」という意味の文です。
「手作りカードで彼らを喜ばせた」という私の文…喜ばせてあげたって…この偉そうな文。恥ずかしいったらない!心からの感謝が全然感じられません。
喜びを分かち合う(share)ならば自分も得るということですが,spreadは水面に小石を落としたように私を中心にして波紋が広がっていくイメージ。
自分の住んでいる地域へ水の波紋のように,ウィルスが広がってきていることに怒りや失望を感じ,攻撃したくなるのはわかる。でも,世の中にはいろんな状況・立場・考えの人がいるし,共感はできなくてもどうしてそういう言動をとるのか想像し理解することが大事…難しいんですけれどね。
知人に,デトロイトのトランプ支持者の集会デモ(誰もマスクを着用していない)に参加して,感染した人がいます。しかも,クリスチャン仲間で参加したそうで…何と言ってよいのやら。カルトのような世界にハマっている人達を理解するのは到底できませんが,そういう考えを持つようになったのも何かしらの要因があり,精神的な苦悩があるのだろうと思います。
ウィルスの広がりを抑えるのは難しい。でも,喜びを広げるということは,穏やかな気持ちでちっぽけな自分にもできること。Spreading joyの精神で,収束までがんばっていきたいと思います。