左肩が痛み出したのは,2018年の年明けのこと。シャワーや衣類の着脱にも支障が出るほどで,寝ている時にもズキズキと強烈に痛む。これがいわゆる五十肩なのかと確信しつつも,念のため4月にかかりつけ医でレントゲンを撮ってもらった。

五十肩という名称に抵抗がある年代の人もいるので,四十肩とも呼ぶらしい。一方,英語ではfrozen shoulder(凍った肩)といって,年齢には関係のない名称。

週に2,3 回のリハビリを勧められたが......他の継続的な用事ができたりして結局通わなかった。湿布も貼るように言われてたくさん購入したものの,一時的に痛みが緩和した程度。

一年半ほどして,どうにか完治した。と思ったら,その半年後(昨年11月)に今度は右肩が...。一時帰国中で,アメリカに戻る前日のこと。荷造りで,重いスーツケースを持ったからだと思っていたが...この継続的な奥の痛みには覚えがある...!嗚呼,一難去ってまた一難。

2月になって内科に行くと,今度は専門医を紹介された。そこでは注射を打つかと問われ,この痛みが緩和するならとお願いした。またもやリハビリとの併用も勧められたが,片道30分以上かかるし果たして効果はあるのか...通いたくないなぁと思っているところへウィルスの蔓延で自宅待機。注射は劇的には効果はなかったような気がするが,左肩のような眠れないほどの激痛は免れたように思う。シャワーや衣類の着脱もできるし,腕を上げる時に痛みはあれども,日常生活では意識しなければ痛みを感じることはなくなった。

ネットで調べた限りでいうと,ありがたい点は痛みは片方ずつやってきて,再発することはないらしいということ。それにしても,黙っているだけでもズッキンズッキンと痛いのに,腕を使う職業の場合は...仕事が軽減されないと乗り切れないだろう。経験した者にしかわからない痛みだと断言できる。腕をうっかり動かした時の電気が流れるような激痛は,思い出すだけでもつらい。あと少しで完治する...と信じよう。