ペーパークラフトで紙を切る道具として,ダイ・ハサミ・パンチ・カッター(トリマー)の4つがある。
パンチについては自分も買わない・人にも勧めないということは,これまでにも何度も記事に書いてきた。小型(3㎝ほど)やオーソドックスなボーダー(エッジ)柄がいくつかあれば,十分。パンチにスピードを求めるような人はほんのわずかであろうし,私は数百枚であってもダイで切る。
飾り切りのできるハサミだが,ギザギザ型(ピンキング)や波(スカラップ)型などは一般にもよく知られていると思う。アメリカのクラフト店には,他の飾り切り用のハサミも安価なセットで売られている。
私が気に入っているのが,切手の切り取り線用のもの。ハサミやカッター等を取り扱っているFiskars社の製品だ。

切手についてはダイ,ましてやパンチは絶対に勧めない!様々な大きさの長方形紙の周りに,短い直線4本を切るだけの道具なので,ハサミで十分…いやハサミしかない。
本物の切手は複数枚がまとめてシートに印刷されていて,手で直線状に切り取って使う。つなぎ目のドットの入った線が,直線つまり平らになっているが,このハサミではそこがうまく表現されている。この細かさが,作品にリアリティーさをプラスする。
星条旗の柄紙を切り取って,forever(封書用切手)と手書き。円やドルをつけて値段の数字を入れてもいい。