顔彩耽美で着色した納屋のカードです。

顔彩耽美(がんさいたんび)とは,固形の水彩絵の具のようなもの。私が使っているのは,Kuretake社の製品です。
アメリカで買った手持ちの水筆のメーカーを見てみたら,これもKuretake社の製品でメイドインジャパン。しかし,包装は台湾,販売メーカーはRanger 社(Tim Holtz監修)という複雑さ。
水彩画用紙ではなく,ケント紙(ブリストル紙)にスタンプしていたものに着色したので,水量の調節が難しく濃淡が出しにくかった...。凹凸の少ない水彩紙や和紙でもやってみます。
こういう写実的な絵柄のスタンプを塗る画材は,マーカーではなくさらっと色づけできる水彩やパステルがいいと思います。これは湖の絵柄ですから,水っぽい画材が似合いますね。
日本には優れた画材がたくさんあります。わざわざアメリカから輸入する必要はない!マーカーは圧倒的にコピックが人気ですし,ボールペンなどの筆記具でも日本のメーカーがずらり。Mitsubishi, Pilot, Pentel, Tombow, Zebra, Sakura...文具店の筆記具売り場の大半を占めているのではないでしょうか。トメ・ハネ・ハライを徹底的に考慮して作られた筆記具は,日本製をおいて他にはないと断言できます。文具に限らず他の商品も大概上質ですが(電圧とかサイズの問題がなければ)...。
ハウツー本や学校での作品等を見比べても,日本は画材だけではなく個々の技術も優れている。漫画にしてもイラストにしても,独学で習得する人も多く,日本という環境そのものが学校のようなものだと感じます。