かっぽう着風コート①の反省を生かし,袖丈や前身ごろのサイズ,ポケット位置などを少し変更。

フードは,家にあったレインコートのものを紙に当てて型紙を作りました。レインコートはビニールですから平面状に置きやすく,型紙を簡単に取ることができます。さらに,半透明状であることから,縫い目まで透けて見えるので便利。

 

今回は,青のチェック柄。渡米した時に日本から持って来ていて,長いことタンスの肥やしだった布地です。108㎝幅で何と7メートルもありましたが,何のために購入していたのか記憶がない…。

カーテン生地ではないのに,かっぽう着風コート①よりもカーテンに見えますね…。

 

この布は厚めなのにくたっとしていて肌触りがやわらかなので,半袖シャツの上からはおっても気持ちがよい。夏でも冬でも,衣類保護として着用できます。

 

フード・袖下・ポケットつけまで終了したところ。

前合わせ(見返し)を終え,肩・脇・裾を縫いました。画像左は,紐・紐通し(3)・首のバイヤス布(太すぎた)。

布の裁断から丸4日間で完成。洗濯・アイロンがけ・サイズの見直し等の下準備も入れたら,5日以上かかりました。エプロンなので全部ミシン縫いでいいのですが,ミシン糸の節約のため、手縫い用の糸で袖口・裾・見返し・襟・紐・紐通しを縫っています。

 

12日ぶりの買い物に着ていくつもりで,逆算して買い物の前日に完成させました。おそろいに近い布で以前作った帽子(プラスチックシート付き)も相まって,来店客の視線を感じたような気もしないことはありませんでしたが…。着脱のしやすさ・動きやすさ・洗濯のしやすさ・衣類の保護,そして自分の安心のためという目的を達成したので,よしとします。

 

ウィルスが完全に収束したら,前身ごろにボタンをつけたいし(今はホック1つのみ),フードのミシン目を外して衿付きに仕立て直すのもいいかも…。端切れでおそろいのマスクも作ろうかなとも思います。

 

ただ,残りの布は3.24メートル以上。これだけたっぷりあれば,バッグなどの小物ではなく,何か一着洋服が作れそうですね。

 

このかっぽう着風コートは,車内に乗り込む時に脱いだら,ビニール袋ではなく古い枕カバー(48×84㎝)に入れます。表に触れないように裏返して脱いだまま入れると,ファスナーを閉めてそのまま洗濯機へ。

 

夫からは「...1930年頃にこういう服は流行ったのではないか」と冷ややかな視線。「買い物に行くときは,私一人なんで気にならんやろ」と答えておきました。アメリカ人の友人は,最初は”A robe?Nice!”という反応でしたが,「買い物用だよ」と伝えると,”Oh, no!!!!”と!マークが4つもついたメッセージが送られてきました。日本にいる友人の反応はよかったんですがねぇ…。