ネットで紹介されている布マスクの型紙と作り方を参考にして作りました。

型紙は,「無料型紙工房ことろ」(www.cotoro.net)さんの立体布マスク。
画像左のマスクは,ガーゼ(ダブルガーゼ地)を4枚重ねているので,8枚分の厚さです。白地にキャンプ用のテントと森の動物のソフトな模様入り。
右の2枚は,外側は豆しぼり地(日本で反物で購入)。同じく内側にガーゼを4層入れているので,布6枚の厚さです。アメリカでは誰も豆しぼりは知らないだろうから,ただの水玉模様(ポルカドット)という認識か。
普通のコットン地は目が詰まり過ぎていますが,手ぬぐいは比較的よさそう。最近は飾りとして柄を楽しんでいるのですっかり忘れていましたが,本来はタオル。丈夫で洗濯にも十分耐えられるはずですね。サラシ布を日本から持って来ていたような気がして探してみましたが,日本の実家の引き出しで見たのだったかも...。
大型クラフト店に行きガーゼ布はないか聞いたところ,「あぁ,チーズクロスね」いう返事がきて,びっくり。あんな隙間だらけの布...ふにゃふにゃで縫えないし,20枚以上重ねないとマスクにはならない!ガーゼは医療用でも使うから,誰でも知っていると思ったんですが...。
ガーゼを8枚と厚くしたのは...昔から持っている市販のガーゼマスク(プリーツでも立体でもないただの長方形)にならって。どれくらいの厚さが飛沫を防ぐことができるかわからなかったのですが,市販のマスクが参考になりました。
それに,鼻ワイヤーを入れた場合に,両端が当たる部分が破れてワイヤーが飛び出てしまう恐れがあるので,厚くせざるを得ない。ワイヤーは使い捨てマスクのものを再利用しようと思ったのですが,何しろ使い捨てを使わないことには数が足りない。それに,使い捨てマスクのワイヤーは一度で捨てることを前提に作られているので,洗濯に耐えられるか不明。パン袋や計り売りの野菜を綴じてあるワイヤーのような物は使えないか...と実験してみましたが,強過ぎると皮膚を傷つける可能性もあるし...。結果として,アクセサリーを作るワイヤーが柔らかくてよく曲がるのに強度もあることがわかりました。ワイヤーの両端を少し折り曲げて手縫いで縫い付けます。
マスク用のゴム紐については,細いゴム紐を使用。毛糸針で端に通して,二重結びにしています。試作品ではマスクの両端を開けてマジックテープをつけ,使い捨てマスクの紐(1cm四方の土台を残して切り取る)を引っ掛けて使うタイプも作ってみましたが...イマイチ。本物のマスク紐はやはり柔らかくていいなぁ。
8枚重ねで目の粗いガーゼ地を縫うのは難しいので,布地用のボンドで仮止めをしてからミシンがけをするとよいと思います。
取り急ぎこの3枚は,既に必要としている友人に郵送しました。近い人(親類・友人・仕事仲間・近所の人)に作り終えたら,必要な人に寄付する分も作りたいと思っています。白地や柄地,いろいろな組み合わせでたくさん作ります。