今年の1月は記録的な暖冬だったとか。日本のニュースでも,明日(今日)のバレンタインデーは5月並みの気温だと言っていた。暖かくて過ごしやすくて嬉しいとか学校が休校にならずに残念とか...自分の生活に直接関わることに一喜一憂するのは普通だろうが,寒いはずの冬が寒くない,これは異常気象だ。
暖冬なので雪解け水の影響かと尋ねてみたら,「世界中どこでもそうだけど,温暖化による影響よ!」と。
2月6日(木)のCBSニュースを見ていたら,崖から崩れ落ちた家の衝撃的な映像が出てきた。多発する強烈な暴風雨による侵食で,砂を多く含んだ家の基盤が破壊されたという。事態は深刻で,持ち家が崩れ落ちるのを黙って見るしかできないという居住者のインタビュー映像も流れてきて...。
五大湖規模になると海と変わらないので,波も荒く毎年死傷者も多数出る。うちの近くにも湖は多いが,湖面の水位は上昇しているのか。家が建つ地面と水面の高さがかなり近いところも見かけるが...。湖のほとりは高級住宅が多いらしいが,地下水位も高いように思う。
地下水位については,地震による液状化現象のニュースでその恐ろしさを知った。日本から来た両親にうちの地下室を案内した時,父は真っ先に地下水の高さと汲み上げポンプについて質問してきた。うちの主人もこの家を購入する時に施工者に尋ねたと言う。
以前ミシガンに住んでいた友人は,地下水が染み出てきて持ち家の地下室が浸水したと言っていた。90万円ほどの被害額だったとか。地下室の床は,カーペットやフローリングではなくタイルがいいのだろうなと漠然と思っていたら,浸水被害に遭ったアメリカ人の生徒さんが「なーに言ってるの。タイルも全部剥がさなきゃならないのよ」と。とにかく,浸水したら甚大な被害になることは必至のようだ。
物事には必ず良い面があれば,その反対もあることを忘れてはならないと思う。例年通りの寒い冬であって欲しい。
今年は大統領選挙。温暖化対策に真剣に取り組む大統領を望む。