ジャパンTVの情報番組でのあるコメントにとても驚いた。ファイナンシャルプランナーさんが,「自分たち夫婦の先の生活(老後)を考えて,子どもの習い事もほどほどに。家の実情を知らせ,子どもにも我慢させよ」とアドバイスしていたのである。「子どもの教育費は惜しんではいけない」とか「子どもがやりたいことは何でもやらせてあげるべき」というのが正しい親のあり方であるという空気があるのはずっと感じていたが,こうもはっきりとテレビで言う人がいたとは!子どもが家計を知ることで習い事にもまじめに取り組むということだが,子どもに家計の心配はさせたくないという人もいるし...まあ先のことはわからないから,家庭それぞれと言うしかない。
ある日,うちのファイナンシャル・アドバイザーさん(アメリカ人)が,「ガソリンスタンドに行ったついでに水を買うなんて愚の極み!」と切り出した。日本円で150円くらいのペットボトルの水のことだ。水道水(または煮沸水)やまとめ買いした水を持って外出すれば50円もかからない。一か月に30回で3,000円以上の損失だ。外出先での飲み水だけで!!それくらいならうちの家計には全く響かないと言うかもしれないが,水代ではなく外で思いつきで水を買うという行為そのものが問題なのである。先のことを考えて準備をしない・衝動性がある・もったいないという意識がない今の姿勢そのものがいろんなところに影響しているということ。水持参で外出することを面倒くさがったり忘れたりという生活意識が,老後に改善されるとは考えにくい。
ある日,うちのファイナンシャル・アドバイザーさん(アメリカ人)が,「ガソリンスタンドに行ったついでに水を買うなんて愚の極み!」と切り出した。日本円で150円くらいのペットボトルの水のことだ。水道水(または煮沸水)やまとめ買いした水を持って外出すれば50円もかからない。一か月に30回で3,000円以上の損失だ。外出先での飲み水だけで!!それくらいならうちの家計には全く響かないと言うかもしれないが,水代ではなく外で思いつきで水を買うという行為そのものが問題なのである。先のことを考えて準備をしない・衝動性がある・もったいないという意識がない今の姿勢そのものがいろんなところに影響しているということ。水持参で外出することを面倒くさがったり忘れたりという生活意識が,老後に改善されるとは考えにくい。
日本にいた時には外で水を買っていなかったのに,アメリカでは買っているという行動の変化も要注意だ。アメリカは裕福な国だし,アメリカ人はみんな(?)やっているし...というのは意味のない理由。こんなに小さなことで周りの人の影響を受けて自分の生活スタイルが変わるようでは,他が思いやられる。
うちの夫に,お店で「クリスマスだし,それは数年前から必要で買いたいと言っていたもの。値段は気にしなくていいから好きな物を選んだらいいんじゃない」と言っても,頑なに断られる。「無駄に高い物を買うお金があれば,少しでも多く寄付に回す方がよい」と。当たり前のことだが,人は見た目では判断できないし,所持している物の価値=人間の価値ではない。
ホリデーシーズンなので,お店でも心ばかりだがチップを多めにする。華やかにクリスマスツリーを飾って,高価なプレゼントを交換し,贅沢なパーティをするのがこの時期。クリスマスは本来このような趣旨のものではないのだが,子どもの頃や日本にいた頃はわからなかったことである。
あるアメリカ人からは「私はクリスマスにはなーんにも要らないわ。もらうとしたら...洗車券が嬉しい」と言われた。冬は道路に融雪剤をまくので,確かにありがたい。この堅実で現実的なところは大いに同感。
難しいことだが,自分には節約しても人に節約(これはケチになる)したくないと思う。そして,来年は一層不要な物をもらわない・買わないようにしたい。「物を減らしたいから,これあげる。あなたが要らないなら捨てるわ」と言われるともらってしまうので,かなりの努力が必要...!