昨年の初夏,ウサギの浴衣を手縫いしているときに,糸立てがあったらなぁ…とぼんやり思っていました。秋に材料を買い集めたものの,手を付けないままさらに半年が経過。また作りかけの物がたまってきていて,春先にようやく重い腰を上げ仕上げることに。

木製パーツを組み合わせペイントしただけの簡単な作りですが,細部にまでこだわってていねいに丈夫に作りました。

 

ペーパークラフト用の材料やダイカットのパーツもたくさん使っています。キットではなく,飾りも木工部分もすべていろいろなところから買い集めました。

 

機能重視の糸立てでは楽しくないので,針山の横に裁縫箱のミニチュア飾りを配置。これも2年ほど前に,紙で手芸部屋(部屋シリーズ)を制作するために作っておいたものです。手作りのバスケットに,毛糸・編み棒・ハサミを入れました。

 

糸切バサミは,ミニチュア糸巻きに立てています。完成品を主人に見せたら,“Very nice, but...”と必ず続くんですが,「このミニチュアのハサミって,手芸用じゃなくて床屋にある物だよね」と。た,確かに…。

 

針山の布は,サーモンピンク地の小さな白いハート模様。大学生の時の初めての海外旅行先,カナダのプリンス・エドワード島で購入したものです。年季が入っている物ばかり!

 

底の直径は5インチ(約12.8㎝)で,てのひらサイズ。前にも書きましたが,ペーパークラフトなど小物は6インチを超えるとかわいさがなくなると思っています。

 

三日かけて完成。シーリングまで入れて3回ペイントしたので,一日ずつおいて乾かしている間に考えながら作りました。

購入していた手縫い糸の糸巻きは水色。白いレース模様の縁取り(ダイカットの紙パーツ)を入れてエレガントにする・春ということもあり,優しい水色(イースターでよく使うパステル色)にしました。


オレンジや黒のハロウィンの糸立ても楽しそう!!!糸は蜘蛛の巣っぽいし,魔女の毒薬の壺が針刺しになるし…楽しそうなので作ってみます。もちろん,サンタクロースのワークショップでクリスマスものはできるでしょうし,夏はバーベキューセット(ミニチュア)を針刺しにしたらおもしろそうです。こんなにたくさん糸立ては要りませんが…4つ作れば四季をカバーできて飽きずに使えるかも。

 

Finialという中央の木製の飾りには,金属製の指ぬきをふたのようにかぶせてみたらぴったり。現在,頼まれた手芸(3か月プロジェクト)をやっており,持ち運びができるこの糸立ては大変役に立っています。

 

ペーパークラフトで,カードやスクラップブッキングをデザインするのも楽しいのですが,ミニチュア木工や手芸も楽しい!!