この3つの言葉を使い分けてペーパークラフトのクラスの案内をしているつもりですが,誤解のないようにするため,ここにその違いを明確に記しておきます。
まず,ペーパークラフトといっているのは,学校で子どもが学ぶような紙工作ではなく,「クラフト店にある大人向けのクラフトコーナーに売ってあるような専用の道具・材料を使うもの」を指しています。
1.初級者(=初級レベル): どのくらいできるかというレベルの分け方で,中級者・上級者と区別して使っています。例えば…
・テクニックや知識が少ない,初めて間もない方(1年未満)。
・日本やアメリカなどで,他の講師(デモンストレーターによる販売クラスを含む)によるクラスを1度は受講したことがある。
・クラスの受講経験者や友達から,作り方を教えてもらったことがある。
・スタンプ(年賀状のあいさつや干支の絵を除く)を押したりパンチを使ったりして,カードを作ったことがある。
・スクラップブックやカード作りなどの専門書を持っていて,独学でやっている。
・道具や材料を少し持っている。または,友人の物を使わせてもらったことがある。
・自分一人で考えて作るの難しく,配色・レイアウトの仕方は全くわからない。
2.初心者(=やったことがない): これまでに折り紙や干支のスタンプ等を除いて,ペーパークラフト自体を全くやったことがないという方で,上記の1に当てはまらない人です。例えば…
・興味があり,これから始めてみたいと思っている。
・折り紙や小学校の図工・中学校の美術を除いては,ペーパークラフトのようなことはやったことがない。
・年賀状に押す干支のスタンプを除いては,スタンプはやったことがない。
・スクラップブッキングやカード作りという言葉は聞いたことがある。
・カードや写真を使った作品を手作りしたことがない。
・知り合いがやっていて,作品を見せてもらったりプレゼントされたりしたことがある。
・店やネット上,または友人が持っている専用の道具や材料を見たことがあるが,持っていない/使ったことはない。
・どのメーカーの道具・材料がいいのか,1つでも買う前に知っておくのがいいと思っている。
3.初めてクラスを受講する方: 経験の有無は関係なく,初めて私のクラスを受講する人という意味です。他では受講したことがあっても,私のクラスに来るのが初めてであるということで,多分私に会うのが初めてという方になります。レベルも初級から上級までで,2の初心者もこれに入ります。
現在(2018年1月~),2の方を対象に1時間の無料クラスを行っています。これは,基礎の基礎だけを教え,「実際のクラスにおける制作をスムーズに進める」という目的で設置したものです。チラシには「折り紙を除いて,ペーパークラフトは未経験者対象(1回限定)」。基礎の基礎がわかるクラス」「3名まで/1時間(平日1:15~2:15)」と記載しています。
道具や材料の有無についても書きましたが,あくまで私のクラスにおいて「初級者・初心者」の意味の区別をするための基準として示しただけです。私は実演販売員(デモンストレーター)ではないため商品の販売はしませんので,安心して受講して下さい。