秋に玄関先に飾る花といえばマム(菊=chrysanthemum)。
立派な花は結構高いのに長持ちさせるのは難しいから,今年はやめておくか…でもご近所さんはみんな菊を飾っているしなぁ…と思っていたら,ありがたいことにアメリカ人の友人に頂きました。近所の人が飾っているからまねをするというのではなく,これは「住宅地の資産価値を高めるために皆で外観をきれいに保つ」という意味です。
花の命は短く,1か月前に購入された方々のマムは既に枯れています。開花前に枯れることもありますが,この鉢はつぼみばかりなので何とかがんばって欲しい。
そういえば,菊とは異なって装飾用のカボチャはプレゼントとして贈り合うことがないなぁ…ま,飾りとはいえ,野菜ですしね。お正月飾りのように,家庭それぞれで選ぶものだという気がします。
カボチャを買う時には大きさ・色・形などももちろん見ますが,最も重要なポイントは「へた」部分!スーパーの入り口で激安のカボチャを見ましたが,いずれもへたが短かったり触ると折れたり…貧弱でした。
結局Long Family Orchardさんで理想のへたに出会えました。このへたの素晴らしいことといったら!どっしりしていて,ぐにゃりとうねっているんですよ。
蔓をひねるようにして切り取られたのでしょうか。手前の方はぐっと曲がったまま枯れて固まっています。ざっくりしたナイフの後もワイルドでいいなぁ。上部の隆起した見事な曲線にもうっとり…とにかくセクシーなんですよ(笑)!
カボチャの色はいずれも偽物のようなオレンジなんですが,このアンティーク風のへたの色の複雑さといったら!先日,カボチャの絵を描くクラスを受講したのですが,何と実物を見ないで描きました…。まぁ,実物を見ながら描くのはかえって難しくもありますからね。
ポットで咲き終わったチューリップや水仙の球根も庭に植えてみました。ミミズがたくさんいる肥沃な土ですが,咲くかどうかは来年のお楽しみです。