生徒さんが英語で作成したYoutube動画に,日本語字幕をつけるというクラスをやっています。

 

何しろしゃべっている英語が”Hello, everyone.”ではなく“Hey, guys!”とくだけているので,全体もそういうふうにしないとマッチしません…。

 

日本語といっても,日本語クラスで教えてきたのは普通「とても安い店でかわいいワンピースを買いました」のようなかた~い文。これは,「激安店でチョーカワイイワンピをゲット」か…?日本を離れて長いので,「チョーカワイイ」は死語になっているのかすら不明ですが…。

 

日本語の乱れとかは大いに気になりますが,正しいうんぬんではなく実際に使われているので,年齢に合わせた話言葉を理解できるに越したことはありません。

 

逆に家でしか日本語を話さない日本人家庭などは,くだけた日本語はわかるけれどアカデミックなものは理解できないのでしょう。要はバランスですかね。

 

ブログ記事を日本語で書くというクラスをやったこともありますが,生徒さん自身のブログやYoutube動画なので本当におもしろい!文法を教えたり,例文を作ったり,テストを作ったりする楽しさとは全く別モノです。

 

土曜の日本人学校で,一年生の女の子が国語の教科書を読んで「『やはり』ではなくて『やっぱり』でしょ?この本,間違ってるよね」と何度も聞いてきたのを思い出します。話し言葉と書き言葉,ていねいな言い方とくだけた言い方,うちと外を分けた言い方,若者が使う造語…使い分けは本当に難しいと思います。