現在クラフト店でやっているのが,このWitch's laboratory(魔女の実験室)のクラス。

 

クラフト店に新しいサンプルを持って行くと,店内のお客さんがわっと集まって来てコメントをくれます。とてもありがたいことです!!

これは,去年からやっている4×4×5インチサイズのクリスマスの家のシリーズもの。

 

タイトルは最初は魔女の屋根裏部屋(Witch's Attic)としていたのですが,主人にWitch's laboratoryに変更しろと言われました…。

 

魔女が怪しい飲み物を作っているのに実態はなく影のみ!というコンセプトです。

 

魔女の大釜と影,帽子,ほうき,壊れたハシゴ,木枠箱に入った瓶入りの毒物,本棚,化学(または生物学)の本&レシピノート,ネズミ,ネコ,通気口から温風と共に出てきたお化け…。

 

化学の本とレシピノートは,柄紙です。ノートは実際に文字のページがあり,付箋までついています。

 

瓶には実際に毒物に見立てた流動体を流し込みました。

 

クラフト店のクラスでは,ハシゴを除いて全部作ります。ハシゴはボンドづけや乾燥など時間的にもなかなか大変なので,こちらで組み立ててペイントしておきました。作りたい人は作っていいですよとは話しましたが,予想通り(?)誰も作りたいとはおっしゃいませんでした(笑)。

 

この作品は考え出すのがとても楽しかった!!!!!考えをまとめるのは自宅ではなく,外です。音や人の動きのあるカフェでコーヒーを飲みながらか,静かな図書館。数日間かけて紙にアイデアをがーっと書き出し,家に帰ってから形にしていきます。作る時間よりも考える時間の方がはるかに長いでしょう。何もないところからスタートして,作りながら考えてゆくことはできませんから。

 

材料は紙だけでなくいろいろかき集めました。フォーム,布(フェルト),綿,木材(バルサ板・マッチ棒スティック他),ミニボトル。普段から使えそうな材料を少しずつ集めているので,何かを作る時にわざわざ買い物に行ったり探したりということはほぼありません。

 

スタンプはネコの足跡のみ。ペーパークラフト=スタンプと思っている人もいるかもしれませんが,ペーパークラフトの基本は「紙・はさみ・のり」です。クラフト店の他の講師のサンプルにも多いように,私の作品でもスタンプはあまり使いません。

 

壁紙に使った柄紙は今年出たCarta Bellaの秋物。この秋色のストライプがほうき(階段下)にマッチしています。

 

ダイは,IOを中心にいろんなメーカーを使っています。ダイの本来の形ではなく,意外な使い方を見つけ出すのがおもしろい!

 

細かくいろいろな材料を使っています。さらに,少々の経験と知識を要するので初級向けではありません。

 

ハロウィン・シリーズとして,吸血鬼の寝室も作成中。カボチャのようなカワイイパーツもなく,かなり複雑な作りになることが予想されます。作りたい人はいないだろうと思われるので,自分用です(笑)。ハロウィン前に仕上げねば…!

 

そして,去年から作りたいと思っているのは,サイダーミルの納屋の中です。使う壁紙やパーツなんかも少しそろえてアイデアもまとめつつしているのですが…サンクスギビングやクリスマスの台所も作りたい。少し先だけど,バレンタインやイースターも作ってみたい!いずれもかなり時間がかかりそうなので,何はともあれまずは吸血鬼の寝室を仕上げてからです。