3月中旬から5月の端午の節句の作品に取り掛かっています。

 

これは,化粧箱入りの柏餅!1セント硬貨(1円玉とほぼ同じ大きさ)を大きさの比較のために並べています。

木箱は木片を組み立わせ,周囲には木目調の柄紙を貼りました。この木目調はWood floor(床板)ですが,まさに化粧箱の木目!床板にしては色が薄すぎるように思います。

 

中には段折にした厚紙に柏餅を3つ並べて…贈答用!柏餅はダイカットで切っています。

 

こちらは,平箱に四方紅(白紙に赤い線)を敷いた5つ入り。

飾りの折り紙のかぶともかなり小さいのですが,ピンセットなどは使わずで指先で何とか折れました。細かい作業をするときのコツとして,「指先から湿気を出して」と話しています(笑)。

 

実際は,餅は完全な円形ではなく柏の葉はもう少し大きいのですが,わかりやすいイメージにするためにこのような葉と餅のバランスにしました。

 

木工&粘土はクラスで取り上げる予定はありません。というのは,裁断・成型・接着・やすりがけ・乾燥・二度塗り・仕上げ剤・焼くなどかなりの時間と手間がかかるから,「制作する喜び」がメインになります。「2時間もがんばったのに,これだけしかできなかった…」のは当然で,制作数の多さによる満足感は得られません。

 

また,木工や粘土はペーパークラフトのパンチやダイカットのように誰が切っても同じにはならないため,単発のクラスでは高い完成度が期待できないでしょう。

 

小さな作品を1つ仕上げるまでにかなりの工程がありますが,メンドウではなくそれこそが楽しさだと思っています。ま,始めてみないことには楽しさも味わえないし,上達もありませんからね…。 

 

個人的には,大きな作品(サンプル)を増やしたくないこともあります。時間と手間をかけて作った小さいものは大事にしています。

 

今のところは,希望に応じてペーパークラフトとの融合作品で簡単なものはやりたいと思っています。