春!水仙とタンポポの黄色,梨の花の白,そして芝生やユリの新芽の鮮やかなライトグリーンが辺りを春色に染めている。小鳥も嬉しそう。
2009年にトランシルヴァニア地方(現ルーマニア)の親戚の家を訪れたのを機に,オリーブの木でできたキッチングッズを集めている。
このコースターは何でもない正方形の板きれだが…「輪染みのスタンプを押したい」という衝動に抗いきれず…先日,ついにポン!
輪染みは英語でリング(ring)と言い,コーヒーカップの下にできるものはcoffee ring。テーブルについた輪染みはにっくき存在だと思っていたけれど…トランシルヴァニア在住の親戚は自作のテーブルについたいろんな跡(輪染み・リンゴ剥き器・焦げ)を指しながら,こう話してくれた。「天然素材の木についた跡っていうのは,とても愛おしい。暮らしの歴史なんだよ!」と。
このCoffee Ringという呼び名…何かいいなあ。カフェをやるんだったら「Coffee Ring(コーヒーリング)」という名前にして,テーブルにも窓にも輪染みスタンプをいっぱい押してみたい(笑)。
ちなみに,お風呂やトイレの水位線もringを使ってbathtub ringやtoilet bowl ringと呼ばれる。ま,これは掃除をしないといけない類のリング。
この輪染みは,コーヒー関係のスタンプセットによくついている。初めて見た時は何の絵柄かわからず店員さんに尋ねたものだった。ホント,スタンプにはいろーんな絵柄があって眺めるだけでも楽しい。
板に押す場合は,StazOn(ステイズオン)のインクを使用。ここでは,茶色のインク(Timber Brown)で押した。インクが染み込む木へのスタンプは失敗できないからちょっと緊張したけれど,ナントカうまくいった。
素朴な木のコースターには,自然の風合いが感じられる生成り色のカップが合う。これは,大昔に日本で通っていた英会話教室でもらったもの。客船で開かれたクリスマス会のゲーム大会で入賞した時の景品(笑)で,スプーン付きのペアカップ。形・大きさ・色合い・厚み・ツヤ具合などすべてが好きで大事にしている。