セント・パトリックス・デー(3月17日)まではGood Luckにちなんだ作品を紹介していきますが,現在制作しているのはイースター(復活祭)もの。1か月前には次の季節の作品制作に取りかかっているので,既に春の作品が次々に(珍しく)できています。
これは,友人の子ども達(6歳・7歳)に教えるためにデザインしたカードです。
日本人ではないこの子ども達は折り紙はしたことがないので,もう大喜び!
折り紙を四つ折りに畳んで角を残してハート型に切るだけです。ハート部分はハサミで切ってもいいし,クラフト要素を入れてダイカットで切っても。
さらに,葉に白い筋を入れたり茎をスタンプしたりしてリアルさもプラス。チョウチョのダイカットは,畳んだ時に葉の間にすっと入り込むように配置しました。
原点に帰れば…日本での教員時代に2年間くらい毎月1回(3時間)折り紙を習っていたので,私の中では「折り紙=ペーパークラフト」でした。
アメリカで少しずつ道具が増えたりクラスを受講したりするようになってから,初めて行ったクラスは折り紙とアメリカ式のペーパークラフトの融合。「サイレント・オークション」(2015年3月4日)の記事で書いていますが,「折り紙との融合クラフトが売り」というように私の紹介文は書かれています。
折り紙を子どものクラフトに取り入れるのは,何といっても教育価値が高いから。子どもに,大人向けの便利な道具の使い方だけを教えることはしたくないと思っています。
折り紙は薄く丈夫ですから,簡単に扱えます。スコアボードを使わずに手で紙を折り曲げることができますし,ハサミでの重ね切りもラクラク。折り線から割れた芯が飛び出たりすることもない。幾重にも折って貼っても厚みが出ないのもよいところです。裏面が白いことから表裏の判別も容易にできます。正方形なので縦横の向きも紙の目の方向も考えなくてよいなど,いいことずくめ。
日本人から折り紙を習うということからも,「本物感」が味わえます。
「折り紙との融合クラフト」作品はいくつかあるので,記事でも紹介していきたいと思います。