この作品の名前は,Sweet Christmas Chimney(スイート・クリスマス・チムニー)。「かわいい」とチョコレートの「甘い」の意味を掛け合わせています。
もらった時に外観を楽しむ→煙突のふたを開けてチョコレートを食べる→中の絵柄を見てメッセージを読む→箱を飾る…と楽しさいっぱいの作品にしました。
メッセージは煙突の底にスタンプ。煙突の側面には,サンタさんへのクッキーとミルク(Lawn Fawnのスタンプ&ダイカット)が貼ってあります。
煙突と言えば,お決まりの「サンタクロースが逆さになって足だけが煙突口から飛び出ている」デザインをよく見かけます。初めて見た時は,そのアイデアについ笑ってしまったように思いますが…かわいそうとまではいかずとも,「何だかなあ…」と。逆さということが,やっぱり不安定なんですね。サンタさんには,ちゃんと足から入って欲しいし(笑)。
サンタ&トナカイのダイ(IO)は,もう繊細で美し過ぎる…。トナカイの足と角のリアルなかわいらしさ!プレゼントを抱えて夜空を駆け抜けていく様子に,思わず「がんばれ!」と声援を送りたくなる。
屋根は,キルティング模様の3D・ドライエンボス。このフォルダーも美しい・・・!屋根瓦に掛け布団のように雪がふわふわに積もっている感じにしたくて,キルティング模様にしました。雪は冷たいはずなのに,ぬくぬくとした部屋の中から見るとあったかそうに見えるから。
煙突のレンガの柄紙は,私の定番reminisce。柄・色合い・厚み・手触りすべてが素晴らしく,暖炉のカードなどにも多用しています。
これは試作品ですが,窓は後ろ側のみにして,表の壁には小さなリースをつけて作ることも可能です。
白いツリー(2本)&門付きのフェンスは,折りたためます。フェンスには,プレゼントを抱えてやって来た白いうさぎが,というストーリーも。
使用したダイのほとんどは,これもお馴染みのIO&Lawn Fawn。門のダイ(Poppystamp)は蝶番で開閉できるようになっています。
夜空のサンタさんの部分を後で貼り合わせてもらうのでしたら,型崩れの心配もなく郵送も簡単。私は,手渡しできる方に今年のクリスマスプレゼントとして作りました。存在感と安定感があるので,キャンドルと共にサイドテーブルに飾ってもらいました。
ダイカットパーツの付属品を除き,本体自体は特別な道具がなくても作れますので,型紙付きのクラスとしています。この型紙は,用紙に寸法を書いてコピーしたものではなく,切って折り目を入れてある実物大の白い厚紙(4点)です。
珍しく,発想~計測~組み立てまで迷いなくすべて一気に仕上がりました。条件は「今までに見たことのない楽しいもの。チョコレート2粒がぴったり入るギフト箱」ということで,手持ちの好きな道具と材料を組み合わせて完成。この作品のために新たに購入した道具類はなく,どれも他の作品で使ってきたものです。
サンタ&そりの代わりに魔女&コウモリにすれば,ハロウィン版のお化け屋敷にもできますね。屋根には雪ではなく,落ち葉とか蜘蛛の巣とか。引っ越しとか新居祝いなんかもできるでしょう。屋根や壁の色や模様を変えればもう本当にいろいろ・・・やっぱり家のモチーフは楽しい!