アメリカでは,11月第四木曜(サンクスギビングで―)の翌日は,ブラックフライデーと呼ばれるお店の大バーゲンの日です。
「プレゼントをどっさり買いたい!」,「買い物三昧したい!」,「散財したい!」人は別ですが,「賢く買い物をしたい」,「節約したい」人へ。
2005年に出版されたベストセラー「さおだけ屋は なぜ潰れないのか?」(山田真哉著)では,節約の考え方として…
「1000円のモノを500円で買う」のと「101万円のモノを100万円で買う」のではどちらが得か?
という事例を挙げて説明されています。
言い換えると,「50%引き(半額)で500円得する」のと「1%引きで1万円得する」のでは,どちらが本当に得をしているのかという問い。
これは,読み物としての会計学の本です。事例を挙げてわかりやすく,金銭感覚の落とし穴など痛いところを突いてあるので,おもしろいだけではなく暮らしの役に立ちます。
「70%OFF!」,「1つ買えば2つ目はタダ(BOGOFree=Buy One Get One Free)!」,「4個買えば3個分の値段に!」,「50ドル以上の買い物で送料無料!」,「150ドルの買い物で50ドル相当のプレゼント」,「100名毎にお一人様,現金100ドルが当たる」,「最安値!」・・・等数々の魅惑的な言葉。
男性には多いと思いますが,うちの主人はバーゲンセール(店のクーポンやカードのポイント類)には全く興味がなく,「必要なものを必要な時に」買います。ですから,無駄遣いはなくモノが増えることもない。モノに対する満足度も高いので,必然的に大事に使うことに。
大して欲しくなかったものを買った時の後悔は何度も経験しているので,定価でも買うつもりがないものは要らないという気構えが大切なんですよね。得しているようで実は全くそうではない,ということをよく考えてブラックフライデーの買い物をしないと。