確か一昨年発売されたMISTI(ミスティ),スタンプ・ポジショナー。スタンプを正確な位置に押す道具です。
サイズもいろいろあるようですが,その高価さにびっくり…。完全な裏方仕事,個人の技術さえあれば不要な道具といえるこの商品。スタンプの位置合わせだけのためにこんなに高い物を誰が買うのかと思えば,結構売れているらしいのです。
正式名称は,Most Incredible Stamp Tool Invented。「一番すごいスタンプ道具」って…道具そのものよりも名前の方がすごい(笑)…口に出すのが何とも恥ずかしくなるような名称です。
オンラインで見たり,クラフト店でのアメリカ人の生徒さんとの会話の中で出たりしていましたが,夏のクラスで生徒さんがご自分のMISTIを使っていらっしゃるのを見て…
「電化製品でもないしシンプルな作りだから簡単に作れる」と思い,早速その翌日作ってみました。
(ちなみに,ダイカットマシンを初めて見た時も「圧力さえかかればいいのだから作れるのではないか」と思いました。)
…MISTIもどき,すぐにできました!位置は全くずれませんし,きれいに押せます。
下敷きになる部分はデスクマットを切ったもの。
そして,上のスタンプを貼るふた部分はダイカットマシンのアクリルプレートです。
IKEAで購入したデスクマット(Desk Pad/$5.99/26インチ×18インチ)を何等分にもカッターで切り分けて文字を書いたりスタンプをしたりするときの下敷きにしていますが,既に切っておいた1枚を使用。
デスクマットの土台の利点は,適度なクッションと紙を吸着する力があって紙がずれる心配はないこと。そして机に触れる裏面は,ざらざらで滑り止めがついています。適度な厚みもよし。
ダイカットマシン(Big Kick)のカッティングプレートのアクリル板(セールで2枚入り約6ドル)には,ぴたっとクリングスタンプが吸い付きます。これまたかなりの吸着力!
2枚の間には,クリングスタンプの厚み+紙の厚みになるように,Foam Sheet(厚さ5㎜)を取り付けました。フォームシートは和風柄のマスキングテープでカバー。
この2枚をつなぎ合わせたのは,日本で購入した柄入りのガムテープ(byフェリシモ)。この柄テープは,とても優秀!ゆがんだため何度か貼り直しましたが,それでもぴたーっと張り付くのです。最初は蝶番をつけようかと思いましたが,この強力ガムテープは1㎜のずれもなくきれいに張り付くので完璧。
総額4ドル未満でできあがりました。
MISTIについているグリッドライン(罫線)やマグネットは特に必要ではありません。
というのは,下が透明のデスクマットなので,罫線が要るような場合は罫線入りのカッティングマットの上に置けばいいから。デスクマットには滑り止めがついているので,問題ありません。
または,何度も押す場合は,油性ペンでデスクマットに印をつけておくとよいでしょう。油性ペンで書いたものは,スタンプクリーナーできれいに消せますから。
薄い強力マグネットでスタンプしたい紙を固定するらしいのですが,小さい紙の場合はもともと抑える余分なスペースがなく,実際に「マスキングテープ貸して」と言われました。厚い紙はずれそうですし…。マスキングテープで留めておく方が確実で,使いやすそうでした。
スチール板に乗せて小さいマグネットで抑えてもみましたが,マスキングテープでぱぱっと固定した方が平らであり,よほど早くて正確だなと思いました。
この手作りMISTI,デスクマット&ダイプレートなのでかなり丈夫でコンパクト。万が一壊れても材料はそのへんにあるので,また作り直せます。
まあ…「新しい(高価な)物を買って使ってみたい」や「いい道具を持っていることで気分が高まる」という方は別ですが,レイヤースタンプをよくするスタンパー(スタンプをよくする人)でも不要では…と思う商品ではあります。
というのは,私はクラフトに「完璧さ」を求めていないから。そもそもクラスで初めて使う道具や材料を使って1枚作ってみて,完璧にできるのは考えにくいでしょう。
ちょっとスタンプがずれたものにも失望せず愛着を持つべきだし,「今度こそうまくいきますように」や「だんだんコツがつかめてきた」と感覚で習得するのもクラフトの醍醐味。それでも完璧なものが欲しければ…既製品を買えばいいのではないか。
手作りには「ま,いいか」くらいのゆるさが必要です。
飾り物の大作はきれいに作りたいので,飾りものはスタンプではなくダイカットを使用することが多いですね。
クラスをする上で「新しい便利な商品を紹介する」のも1つの役目だと思っていますが,「~で代用できる」や,「あってもいいけれど保管場所を取るし,出すのが億劫になりいずれ使わなくなる」,そして「私は要らないけれど」などと正直に話します。
そういえば,以前アメリカの生徒さんで,手作りの竹製のbone folder(へら)をお持ちの方がいました。手にしっくりとなじんでいて,使いやすそうでした。
道具もいろいろ作ってみたら,クラフトもますます楽しくなりそうです!


サイズもいろいろあるようですが,その高価さにびっくり…。完全な裏方仕事,個人の技術さえあれば不要な道具といえるこの商品。スタンプの位置合わせだけのためにこんなに高い物を誰が買うのかと思えば,結構売れているらしいのです。
正式名称は,Most Incredible Stamp Tool Invented。「一番すごいスタンプ道具」って…道具そのものよりも名前の方がすごい(笑)…口に出すのが何とも恥ずかしくなるような名称です。
オンラインで見たり,クラフト店でのアメリカ人の生徒さんとの会話の中で出たりしていましたが,夏のクラスで生徒さんがご自分のMISTIを使っていらっしゃるのを見て…
「電化製品でもないしシンプルな作りだから簡単に作れる」と思い,早速その翌日作ってみました。
(ちなみに,ダイカットマシンを初めて見た時も「圧力さえかかればいいのだから作れるのではないか」と思いました。)
…MISTIもどき,すぐにできました!位置は全くずれませんし,きれいに押せます。
下敷きになる部分はデスクマットを切ったもの。
そして,上のスタンプを貼るふた部分はダイカットマシンのアクリルプレートです。
IKEAで購入したデスクマット(Desk Pad/$5.99/26インチ×18インチ)を何等分にもカッターで切り分けて文字を書いたりスタンプをしたりするときの下敷きにしていますが,既に切っておいた1枚を使用。
デスクマットの土台の利点は,適度なクッションと紙を吸着する力があって紙がずれる心配はないこと。そして机に触れる裏面は,ざらざらで滑り止めがついています。適度な厚みもよし。
ダイカットマシン(Big Kick)のカッティングプレートのアクリル板(セールで2枚入り約6ドル)には,ぴたっとクリングスタンプが吸い付きます。これまたかなりの吸着力!
2枚の間には,クリングスタンプの厚み+紙の厚みになるように,Foam Sheet(厚さ5㎜)を取り付けました。フォームシートは和風柄のマスキングテープでカバー。
この2枚をつなぎ合わせたのは,日本で購入した柄入りのガムテープ(byフェリシモ)。この柄テープは,とても優秀!ゆがんだため何度か貼り直しましたが,それでもぴたーっと張り付くのです。最初は蝶番をつけようかと思いましたが,この強力ガムテープは1㎜のずれもなくきれいに張り付くので完璧。
総額4ドル未満でできあがりました。
MISTIについているグリッドライン(罫線)やマグネットは特に必要ではありません。
というのは,下が透明のデスクマットなので,罫線が要るような場合は罫線入りのカッティングマットの上に置けばいいから。デスクマットには滑り止めがついているので,問題ありません。
または,何度も押す場合は,油性ペンでデスクマットに印をつけておくとよいでしょう。油性ペンで書いたものは,スタンプクリーナーできれいに消せますから。
薄い強力マグネットでスタンプしたい紙を固定するらしいのですが,小さい紙の場合はもともと抑える余分なスペースがなく,実際に「マスキングテープ貸して」と言われました。厚い紙はずれそうですし…。マスキングテープで留めておく方が確実で,使いやすそうでした。
スチール板に乗せて小さいマグネットで抑えてもみましたが,マスキングテープでぱぱっと固定した方が平らであり,よほど早くて正確だなと思いました。
この手作りMISTI,デスクマット&ダイプレートなのでかなり丈夫でコンパクト。万が一壊れても材料はそのへんにあるので,また作り直せます。
まあ…「新しい(高価な)物を買って使ってみたい」や「いい道具を持っていることで気分が高まる」という方は別ですが,レイヤースタンプをよくするスタンパー(スタンプをよくする人)でも不要では…と思う商品ではあります。
というのは,私はクラフトに「完璧さ」を求めていないから。そもそもクラスで初めて使う道具や材料を使って1枚作ってみて,完璧にできるのは考えにくいでしょう。
ちょっとスタンプがずれたものにも失望せず愛着を持つべきだし,「今度こそうまくいきますように」や「だんだんコツがつかめてきた」と感覚で習得するのもクラフトの醍醐味。それでも完璧なものが欲しければ…既製品を買えばいいのではないか。
手作りには「ま,いいか」くらいのゆるさが必要です。
飾り物の大作はきれいに作りたいので,飾りものはスタンプではなくダイカットを使用することが多いですね。
クラスをする上で「新しい便利な商品を紹介する」のも1つの役目だと思っていますが,「~で代用できる」や,「あってもいいけれど保管場所を取るし,出すのが億劫になりいずれ使わなくなる」,そして「私は要らないけれど」などと正直に話します。
そういえば,以前アメリカの生徒さんで,手作りの竹製のbone folder(へら)をお持ちの方がいました。手にしっくりとなじんでいて,使いやすそうでした。
道具もいろいろ作ってみたら,クラフトもますます楽しくなりそうです!

