日本にいた時は一本も持っていなかった手ぬぐい。すべてアメリカに引っ越してきて以来のコレクションです。全部で20枚くらいあるでしょうか。

頂きものも多いのですが,帰国した際に自宅用に購入したものも数枚あります。

珍しいのは,「長崎おくんち」で限定の注文販売のみという手ぬぐい6枚セット。毎年演し物担当の町が変わりますので,踊り町名の入った違った柄の手ぬぐいが出るのです。

自分用に購入したのは,畳んで糸で綴じて本仕立てにした手ぬぐい。本にした時にめくって柄を楽しむようなデザインになっています。(要らないけれど)紙箱のケースまであります。

手ぬぐいの染色の色合いは非常に美しく,とても使えない…でもタンスの肥やしにするのは悲しい。以前は額縁に入れて飾っていましたが,1枚入れると結構な大きさになります。度々入れ替えるのもメンドウだし…そこで,棒(rod)に12枚まとめてかけました。

端の切りっぱなしのほつれが手ぬぐいの味を出しているので,そのまま糸をパラパラと垂らしています。手ぬぐいは,衛生上乾燥時間を短縮するために,端は折り曲げて縫ってありません。よって,ほつれてくる糸を切りながら使います。アメリカはものすごく乾燥していますし,「わざとほつれるようにできている」というコンセプトは外国人には理解しがたいでしょうね…。

もちろん,使ってこそ手ぬぐい!使うための手ぬぐいは,日本の手芸店で豆絞り柄を生地で購入しました。幅が手ぬぐい幅(一尺=約30㎝)で両耳がついており,好きな長さに切って使えます。ちなみに,1m200円でした。