「花びらハートのバレンタインカード」とペアで作りました。形状も同じく「swirl card(旋回カード)で,柄紙やスタンプを変えただけです。

ハウスマウスの表情とエンドウ豆みたいに丸まった体がとてもかわいいスタンプです。緑系中心の着色になるので,思い切ってカードも緑でまとめてみました。

豆がコロコロ転がるイメージでSwivel式のカードにしたので,飾って両面から楽しめます。swivelはswivel chairs(回転椅子)のように,回転という意味があります。

エンドウ豆といえば…うちの目の前の大きな農場では,数年前から初夏になると”Shelled Peas”の看板が出るようになりました。シェルとあるからてっきり「さやつきのエンドウ豆」と思っていましたが,実際はさやなし。確かに,即売所の壁に「自動さや取りの機械を購入した!」という張り紙がありました。

調べてみると…shelledには使い方が2つあり,全く逆の意味になるようです。

1.shelled:殻を取り去った/ shelled peasはさやなしエンドウの意味

2.複合語でshelled:殻のある/soft-shelled turtles (甲羅の柔らかいカメ→スッポン)

ちなみに,unshellは動詞では「殻を取り去る」という意味ですが,unshelledで形容詞になったとたん「殻つきの」という全く反対の意味になるのです!

unshelled peasはさやつき豆,unshelled eggs(殻つき卵),unshelled peanuts(殻つきピーナッツ),unshelled shrimps(殻つきエビ)…キッチンを見渡せば結構ありますね。

ハウスマウスのスタンプはすべてタイトルがついており,これは“Give Peas a Chance”. ジョン・レノンの“Give Peace a Chance”をもじったものです。PeasとPeaceは同音なので,平和を願うカードにぴったり。

(As)like as two peas(in a pod)「さやのエンドウ豆2粒」で「瓜二つの」という意味ですので, 双子のお子さんへのカードにもいいかも。

柄紙は春らしい黄緑色で,チェックと水玉の両面プリント。水玉は,豆の丸い形を表しています。

裏面には,円パンチで抜いた緑色の丸をいくつか貼って,これも豆に。

エンドウ豆のシーズンは6月上旬,ミシガンでは春の頃です。

エンドウ豆の豆はpeaですが,インゲン豆の豆はbeanです。エンドウにはsnow peas, sugar peasなどがあり,大豆の方はsoy beans。

ピーナッツ(peanuts 落花生)は呼び名がナッツで木の実のようですが,実際は地下に実がなる豆ですね。小学2年生の児童と生活科の学習で育てたことがありますが,本当におもしろい実の付き方をします。落花生という呼び名の方が,その雰囲気をよく表現していると思います。

スタンプのマウスはもちろん,チューリップや豆なども実物をよく見て描いてあるのがわかります。今にも動き出しそうで,絶妙な角度からの描写やラインの繊細さといったら!絵柄のリアルさと,アニメのようにコミカルな動きや表情を見せるマウスのギャップが,このスタンプの魅力だと思います。豆のさやのベッドに眠るマウスのかわいさは最高です!

Swirl模様とは,渦巻き模様のこと。ソフトクリームを買う時,バニラとチョコの2種類を混ぜる場合,twistやswirlといいます。渦巻き状に練り込んであるパンもswirl。

スタンプなどのswirlは,唐草模様の巻きをもう少しゆるく広げた感じです。クリスマスカードの背景などによく使われ,エレガントなイメージですね。

そういえば,歯科医でgargleやrinseといった単語ではなく,swirl(口をゆすいで)と言われたことがあります。小学校低学年児童には「ガラガラうがい」(gargle)や「ブクブクうがい」(rinse)で区別していましたが,確かに「口をゆすぐ」は水を旋回させるという意味のswirlがしっくりくるなあ…。

歯科医といえば(また話が脱線しますが),以前Candy Partyというイベントの招待状をもらったことがあります。歯科医で甘いお菓子をたくさん食べてもっと虫歯を作りましょう!という趣旨のイベントなのか…。