親子教室のためにデザインした「クリスマスの部屋」部屋シリーズです。「暖炉の部屋」,「女の子の部屋」,そして「贈り物の部屋」の3部屋。

まず,真ん中の「暖炉の部屋」。暖炉の上にはリース,マントルピースにカードや靴下。壁には,柱時計や絵の額。床のカーペットには,サンタさんへのクッキーとミルク。

「女の子の部屋」はピンクや赤。サンタ風のドレスやクリスマスツリー。ツリーは,立体的に作ってみたらどうかなと思っています。絵本は日本から送られてきたもので,ここでは「ずーっと ずっと だいすきだよ」。壁には「Wish List(欲しいものリスト)」。

「贈り物の部屋」には,たくさんのギフト箱や包装紙。日本からのエアメール。届いたカードも床にどっさり積まれています。ポインセチアは植木鉢とラッピング付き。壁にはカレンダー,くるみ割り人形。大人っぽい部屋にしようと思って,スタイリッシュな白黒格子のタイル床にしています。

「女の子の部屋」と「贈り物の部屋」の窓から,サンタクロースが贈り物を届けて夜空を旅しているのが見えます(写真撮影のために並べましたが,逆でした…)。

この3部屋は,やや弧を描いたように半円状に横に並べて飾ることができます。

これは,すべて切ってあるパーツを使いますので,「キット・クラス」。3部屋を親子2,3人で一緒に作りますが,12歳前後のお子さんとならば約2時間半でできます。

この部屋をデザインした時に頭の中にあったのは,子どもの頃に買った学年誌の付録。紙の着せ替え人形の家です。床と壁2面の合計3面のみの立方体状の箱の部屋が4つついており,配置を変えれば家のレイアウトも変わるもの。仲の良い友達が持っていたので,どうしても欲しくて月末の販売最終日に親にねだって買ってもらった記憶と,あの付録を手にした時の高揚感は今でも鮮明です!

人形遊びやままごとは,想像の世界です。ゲーム機のように画面は変わりませんからね。ペーパークラフトで一番好きなのは,家と部屋をモチーフにしたものです。Houseではなく,Home。Homeには,住んでいる人の心が宿ります!そこに住む人や生活を想像するのは,本当に楽しいことです。

シリーズであと3部屋作れば,円形にも並べられます。(散らかっている?)ペーパークラフトの部屋も楽しそうですし,クリスマスのごちそうがあるダイニングもいいなあ…女の子の部屋があるから,男の子の部屋も作らねば不公平かもしれないし…。

…構想に時間がかかるので,来年の課題になりそうです。