今年の2月号を持って,Paper Crafts Magazine(雑誌「ペーパークラフト」)が廃刊になってしまいました…。F+Wという会社に買収されたとのことです。
ここ数か月間店頭で見ないなと思って,クラフト店や書店で尋ねてみたら「メーカーの名前がリストにない」という返事でさらに嫌な予感。詳しく調べてみると,倒産していたことがわかりました…。
月刊誌でかつては定期購読もしました。Special issueとしてたまに出る臨時号のStamp It!やCard Creation,Holiday cards, Cool Toolsなど本当にどれも大好きな雑誌でした。Card CreationのVol.13も2月に出る予定だったようですが,残念ながらキャンセルになったとのこと…。
初めてこの雑誌を手にした時は,Bazzill(バジル)とは葉っぱのことか,Hero Arts(ヒーローアーツ)とは「英雄の芸術」だから何なのか…という状態でカードの写真を眺めるだけでした。もちろん,バジルは紙のことで,ヒーローアーツはスタンプの大手メーカーです。
いろいろな材料や道具のメーカー名や商品名はもちろん,1つ1つの作品にていねいな作り方の解説まがついていて,読者のためになることを第一に考えてありました。すべてがカラーページで印刷の発色も美しく,見やすい紙面の構成で…実に内容の濃い雑誌でした。クラスでも生徒さんに紹介してきた雑誌なので,非常に残念です。
昨年の8月までに大手の雑誌社が次々に倒産したようです。 最近のペーパークラフト,特にカード関係の雑誌はすべて簡単なキットや紙が付録についているため,袋包装で中を見ることができません。また,これまであった雑誌とは少しテイストも違うように見受けます。
Paper Craftsマガジンでは一昨年からは印刷ではなくデジタルで雑誌の配本も始まっていましたが,やはり印刷文字がベスト。ペーパークラフトをする人は,多分デジタル画像よりも印刷された紙を手に取るのが好きなのではないでしょうか。
クラフト雑誌だけでなく最も信頼性が高いのは,印刷された文章(ネット上で訂正が簡単にできるものではない)を購入して読むことだと思っています。いくら発色がよくても印刷されたカードではなく,立体的な手触りのものが勝るのがペーパークラフトの世界です。
しかし,3Dプリンターが一般に普及し始めているので,家庭用プリンターで立体的なカードや作品ができる日もそう遠くないのかもしれません…。道具を一切使わずに立体的なカードができるとしたらそれは技術としてはすごいけれど,ああでもないこうでもないと「考える・作る楽しみ」や「時間をかけて私のために作ってくれたカード」という最も大事な部分が欠けてしまうかもしれません。
編集長のJennifer Schaererさんを始め素晴らしいスタッフがまたどこかで活躍され,新たな雑誌でお目にかかることがあればと思います。本当に,素敵な雑誌を届けて下さって感謝しています!
ここ数か月間店頭で見ないなと思って,クラフト店や書店で尋ねてみたら「メーカーの名前がリストにない」という返事でさらに嫌な予感。詳しく調べてみると,倒産していたことがわかりました…。
月刊誌でかつては定期購読もしました。Special issueとしてたまに出る臨時号のStamp It!やCard Creation,Holiday cards, Cool Toolsなど本当にどれも大好きな雑誌でした。Card CreationのVol.13も2月に出る予定だったようですが,残念ながらキャンセルになったとのこと…。
初めてこの雑誌を手にした時は,Bazzill(バジル)とは葉っぱのことか,Hero Arts(ヒーローアーツ)とは「英雄の芸術」だから何なのか…という状態でカードの写真を眺めるだけでした。もちろん,バジルは紙のことで,ヒーローアーツはスタンプの大手メーカーです。
いろいろな材料や道具のメーカー名や商品名はもちろん,1つ1つの作品にていねいな作り方の解説まがついていて,読者のためになることを第一に考えてありました。すべてがカラーページで印刷の発色も美しく,見やすい紙面の構成で…実に内容の濃い雑誌でした。クラスでも生徒さんに紹介してきた雑誌なので,非常に残念です。
昨年の8月までに大手の雑誌社が次々に倒産したようです。 最近のペーパークラフト,特にカード関係の雑誌はすべて簡単なキットや紙が付録についているため,袋包装で中を見ることができません。また,これまであった雑誌とは少しテイストも違うように見受けます。
Paper Craftsマガジンでは一昨年からは印刷ではなくデジタルで雑誌の配本も始まっていましたが,やはり印刷文字がベスト。ペーパークラフトをする人は,多分デジタル画像よりも印刷された紙を手に取るのが好きなのではないでしょうか。
クラフト雑誌だけでなく最も信頼性が高いのは,印刷された文章(ネット上で訂正が簡単にできるものではない)を購入して読むことだと思っています。いくら発色がよくても印刷されたカードではなく,立体的な手触りのものが勝るのがペーパークラフトの世界です。
しかし,3Dプリンターが一般に普及し始めているので,家庭用プリンターで立体的なカードや作品ができる日もそう遠くないのかもしれません…。道具を一切使わずに立体的なカードができるとしたらそれは技術としてはすごいけれど,ああでもないこうでもないと「考える・作る楽しみ」や「時間をかけて私のために作ってくれたカード」という最も大事な部分が欠けてしまうかもしれません。
編集長のJennifer Schaererさんを始め素晴らしいスタッフがまたどこかで活躍され,新たな雑誌でお目にかかることがあればと思います。本当に,素敵な雑誌を届けて下さって感謝しています!