アメリカの学校は間もなくながーい夏休みに入ります。日米の学校のシステムは何から何まで異なり,同じ公立校といってもここでは学校区ごとの雇用(基本的に転勤もない)で年俸制,定年制度なし,しかも副業はOKです。3か月近い夏休みですが,年俸制なので給料は普段と変わらず支払われ,皆さん休暇を楽しんだり副業にいそしんだりされます。

毎年ドイツに留学生を連れて研修に行くドイツ語教師,北京に英語を教えに行く地理教師,所有するボートで1か月間ミシガン湖を旅する英語教師など…周りでもそれぞれ長い夏を有効に使っておいでのようです。

主人の副業(の副業)は物書き。物書きの夏休みの過ごし方といえば…「思う存分書きまくる!」,「今年中にこの小説を完成!」だそうです。

先に出版した小説は,まあネット上では5つ星が並び評判はよいのですが売れ行きの方はぼちぼち…。しかし,信じられないことに,先月ベストセラー作家のBrad Meltzer(ブラッド・メルツァー)さんがツイッタ―で宣伝(plug)して下さいました!!感謝!

ブラッド・メルツァーといえば,(まだ読んだことはないのですが)「偽りの書」や「運命の書」などの小説が日本語にも翻訳されています。

主人はオバマ大統領にも手紙を書いたりツイートしたりもしていますが,言論の自由や有名人に対しても臆さない対等の意識,そういうのが根底にある国柄だからなのでしょう。

言論の自由とはいっても,罵りの言葉(swear word)などを口にしてよいという意味ではありません。思想の自由に基づいて,自分の意見を述べてよい(speak out)してよいということです。

Plug(プラグ)というのは,コンセントに差し込むコードのついたそれ。口語で「(テレビやラジオなどで)大々的に宣伝する to plug」という意味があるんですね。

動詞としても使える単語なので,「to plug プラグする」で「コンセントにプラグを差し込む」という意味になります。「そのプラグを抜いて」は“Plug it out.”ではなく,unplug(プラグをコンセントから抜く)という一語がありとても便利。