「従来からあるスクラップブッキングとポケットスクラップブッキングとの比較」について消費者の立場に立った記事「Michigan Scrapbooker 2015年春号」(無料新聞)がありましたので,今回のテーマはこれ。
従来からあるスクラップブッキングは,traditional scrapbookingと表現されています。
まずは,それぞれがどういうものかというと…
(従来からある通常の)スクラップブッキング: 12インチ四方のプロテクターシート(page protector:アルバムやバインダーに綴じるためのビニール製の透明のポケット状の袋)に,12インチ四方のカードストック(色厚紙)に写真を飾り付けた作品を入れたもの。単にレイアウトとも呼ばれます。
ポケットスクラップブッキング: 12インチ四方のプロテクターシートが4×6または3×4インチなどに仕切ってあり,そこに写真やポケットアルバム用にデザインされたカード(journaling cards)を入れていくアルバムのことです。ベッキーヒギンズさんという方がデザインした「プロジェクト・ライフ」という名称でよく知られていますが,他のメーカーからも違う名前で類似品が出ています。コンセプトとしては,毎週「ウィーク1」など日付などを入れて1ページ作り,日々の生活を記録するもの。
その記事(by Kathleen Rensel)をかいつまんで訳してみますと…
「従来からあるスクラップブッキングは,材料費も時間もかかり,道具等を収納するスペースも必要。さらに技術も想像力も求められる。一方,ポケットアルバムに必要なものは,アルバムとプロテクターシートにカード。そして,もちろん写真。ハサミも糊も要らない。誰でも(子どもでも)できる,スクラップブッキング・ライフの記録というコンセプトで始まった」とあります。
写真の整理だけが目的ならば,ポケットスクラップブッキングがお勧めでしょう。従来のスクラップブッキングでは,「山のようにたまった写真を何とかすることはできない」と思います。2,3枚の写真を拡大縮小しながらさらに写真は増え,時間をかけて作っている間にまた写真が増えていきます。12インチ四方のレイアウトは結構大きく,写真とのバランスなどもよく考えなければなりませんから,製作時間はかなりかかります。また,飾りなどをつければアルバムもかさばりますし,がんばって作ったものは飾りたいでしょう。写真は減ったが,道具や材料などで返ってクローゼットの中には物が増えていくことも確実です…。
プロジェクト・ライフは,1月1日の「ウィーク1」から始めなくてもいつからでも始められますし,イベントの時は枚数を増やせばOK。大きな用紙に糊づけしないため,失敗したり気が変わったりしても差し替え可能なので気楽です。写真がたくさんある人や撮るのが好きな人に向いていますネ。
従来からあるスクラップブッキングの作品は,「贈り物」や「記念品」として最適だと思います。このお話はまた次回に…。
従来からあるスクラップブッキングは,traditional scrapbookingと表現されています。
まずは,それぞれがどういうものかというと…
(従来からある通常の)スクラップブッキング: 12インチ四方のプロテクターシート(page protector:アルバムやバインダーに綴じるためのビニール製の透明のポケット状の袋)に,12インチ四方のカードストック(色厚紙)に写真を飾り付けた作品を入れたもの。単にレイアウトとも呼ばれます。
ポケットスクラップブッキング: 12インチ四方のプロテクターシートが4×6または3×4インチなどに仕切ってあり,そこに写真やポケットアルバム用にデザインされたカード(journaling cards)を入れていくアルバムのことです。ベッキーヒギンズさんという方がデザインした「プロジェクト・ライフ」という名称でよく知られていますが,他のメーカーからも違う名前で類似品が出ています。コンセプトとしては,毎週「ウィーク1」など日付などを入れて1ページ作り,日々の生活を記録するもの。
その記事(by Kathleen Rensel)をかいつまんで訳してみますと…
「従来からあるスクラップブッキングは,材料費も時間もかかり,道具等を収納するスペースも必要。さらに技術も想像力も求められる。一方,ポケットアルバムに必要なものは,アルバムとプロテクターシートにカード。そして,もちろん写真。ハサミも糊も要らない。誰でも(子どもでも)できる,スクラップブッキング・ライフの記録というコンセプトで始まった」とあります。
写真の整理だけが目的ならば,ポケットスクラップブッキングがお勧めでしょう。従来のスクラップブッキングでは,「山のようにたまった写真を何とかすることはできない」と思います。2,3枚の写真を拡大縮小しながらさらに写真は増え,時間をかけて作っている間にまた写真が増えていきます。12インチ四方のレイアウトは結構大きく,写真とのバランスなどもよく考えなければなりませんから,製作時間はかなりかかります。また,飾りなどをつければアルバムもかさばりますし,がんばって作ったものは飾りたいでしょう。写真は減ったが,道具や材料などで返ってクローゼットの中には物が増えていくことも確実です…。
プロジェクト・ライフは,1月1日の「ウィーク1」から始めなくてもいつからでも始められますし,イベントの時は枚数を増やせばOK。大きな用紙に糊づけしないため,失敗したり気が変わったりしても差し替え可能なので気楽です。写真がたくさんある人や撮るのが好きな人に向いていますネ。
従来からあるスクラップブッキングの作品は,「贈り物」や「記念品」として最適だと思います。このお話はまた次回に…。