ペーパークラフトの着色用のマーカーは,主にCopic(コピック)を使っています。それは,アメリカ人に漫画の描き方を教えていたから。2年弱だったと思いますが,中学生に作画を指導していました。ガールスカウト(13名の中学生)に,コピックを取り入れた漫画のレッスンをしたのもなつかしい思い出。

日本に一時帰国していた際に「アニメ画家が使っている上質のマーカー」を探している時に知ったのがCopicでしたが,まさかアメリカではペーパークラフトのスタンプの色塗りに使われているとは……!Copicはここでは輸入物なので,定価は日本の倍の価格です。レートによって変動したり,店によって2ドルくらい価格が異なったりもします。クーポン券(40~50%Off)を使っても高価なことに変わりはないので,漫画用からスタンプ用に切り替えることができてよかった!

しかも,スタンプの着色指導者はライセンスまで取っているというではありませんか。インストラクターさんがシカゴ(隣のイリノイ州)でライセンス取得の研修を受けてきたと言われたときは,本当に驚きました。

本での独学で十分だろうと思い,日本でアニメ用の塗り方について書かれた書籍を買い求めました。何と言いますか…肌の露出が激しい女の子のイラスト満載なので,この本をアニメ愛好者ではないクラスの生徒さんに見せるのはかなり厳しい。普通のほのぼの系の動物や植物のイラストでいいのに,全く…。

コピックは色数が膨大なので全色購入というのはありえませんから,自分でいい色や混色を研究する必要があります。筆使いの問題もありますから,習うより慣れろ,です。

クラフト店では,アートのMANGAコーナーに置いてある場合もありますが,ペーパークラフトやレジ近くでもよく見かけます。私は72本収納できるソフトケースに60本くらい入れていますがスタンプ着色には十分です。