1週間前の6月24日午後8時前、家族に見守られながら母は旅立ちました。


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朝いつものように実家へいくと
目をぱっちり開けて自らテレビをつけて情報番組を観ていた。


珍しくオニギリが食べたいっていうから、点滴のために来てくださる看護師さんが帰ったら食べよっかって
ご飯を炊いてあげて。


私はあいにく風邪気味なため、母に移してはいけないのでマスクをして点滴の間は隣の部屋で二人の話を何気なく聞いていた。



看護師さんと楽しそうに旅行や好きな番組、俳優など、看護師さんに聞かれるままに応えているのを微笑ましく聞いていた。



毎日の点滴で入る血管が一つしかなくて、内出血してるけどそれでも母は痛がりもせずに頑張って点滴を受けてた。

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看護師さんが帰られて、ちょうどご飯も炊けて
親指の爪ほどの小さなオニギリを3つと私のお昼用のグラタンをほんのすこしだけお皿に入れてベット脇へ持っていく。



お口をアーン。
コロコロのおにぎり、大きかったかな。

それでも一つは食べてくれて
グラタンのマカロニ、一つも苦労しながらも食べてくれた。


そうそう、カットフルーツもあったわ。


どれがいい?


小さく切ったオレンジとメロンをひとくちづつ食べて、ご馳走さま!



今日はたくさん食べたねぇ。



私はいつものようにベッド脇に座ってテレビを観ながらの世間話。



父が赤福のお餅を買って来たので早速いただき!



餡だけスプーンですくって母にアーン。
美味しいって。

これが最後の食べ物になった。


今日は元気そうだし、私も風邪気味なのでちょっと早いけれどお昼1時前には実家をでた。



「明日また来るからね~!」