そろそろなのかな?

うん、いつもは私が行ったら声掛けをして、
喉が渇いていないか、何か欲しいものはないかをたずね
喉が渇いたと言われれば冷たく冷やしたOS-1やエンシュアを飲ませ、
何か欲しいと言われればプリンやゼリーを食べさせ。

でもふた口三口ぐらいしか飲まないしたべないけれど
今日は声を掛けてもまったく起きなかった。

父に聞くと朝の薬はしっかり飲んだし
ヘルパーさんが来た時も看護師さんからの点滴も普通にしてたっていうから

ただ単に眠いだけなのかなぁって。

でもなんども声掛けをしても反応ないし

息はしてるから大丈夫なんだろうなとか

いろいろ思いながら母のベッド脇で母の顔を見ながら何時間か居て。

一度喉が渇いたっていうから
100均で買ったペットボトルにストローをつけるグッズで飲まそうとしたけれど
吸い込む力がなくて

パウチパックでギュッて押して口に含ませた。

2回ほどゴクンゴクンとして


また眠りについた。

夕方4時くらい、
流石におかしいので先生を呼ぶ。

先生は別の患者さんを診ているらしく
看護師さんが2名来られた。

◯◯さん!と母を呼んだら
意識が戻り少しの会話もできた。

体温も血圧も正常。


でも前々から言われてたけれど
今大丈夫と思ってても1時間後には息をひきとるということもよくあるので
家族さんは心の準備、覚悟をしておいてくださいと改めて念を押された。


わかってる。

父親はオロオロするもんだから
「お父さんの事を頼みますよ」って私に。

「はい」


痛みがあれば痛み止めの点滴はするけれど
今は痛がってはいないので特に何もしないで帰られた。

それが緩和ケア

穏やかに逝ってくれるのをただ望むだけ。


もうダメかも

帰りは涙目になりながら帰宅したけれど

夜に兄から連絡が来た。


少し食べてるし、会話もできてるで!


あー良かった。

取り敢えずは安心した。


明日は会話ができるかな。