地震から4日目のことでした。

近くのスーパーが開店すると言うので、買い出しに行きました。


その日は寒くて雨のパラつく日だったのですが

家族3人で行列の列に並びました。


その間

買い物を終えて帰宅する大人や、お菓子をたくさん買い込んだ

小学生くらいの子供がたくさんいました。



そして

開店して2時間

やっと自分達の順番がやってきました。


店に入れてもらう前に、注意事項を説明されます。



・1回に 15名の入店

・1人につき 5点まで購入可

・買い物時間は 5分間のみ


・・・とのこと。


頭の中に欲しいものを整理して、即行動しないと・・・



でも5点までの購入と言っても、味噌やしょうゆといった生活用品が第一。


子供のお菓子まで含むのは厳しいと思い、

店員さんに相談してみました。


「子供も1人として数えてもらえますか?」

「何歳ですか」

「3歳です。」


小学生以下はダメです


でも同じように2時間一緒に並んでいるんです・・・・ 

   食糧品が欲しいんじゃなく、飴やグミなどのお菓子を買ってあげたいんです!」


「他の子供達はたくさんのお菓子を持って、ニコニコして帰って行った・・・・

  この子だって、同じように並んでるのに、何が違うのか!!」


「・・・・・」


気が付けば、私は大粒の涙を流して訴えていました。


店員が店内の誰かに確認に行き、

「じゃーいいですよ」 だって・・。


周囲で私の会話を聞いていた大人たちも

みな温かく、口ぐちに

「良かったね。」 って言ってくれました。



確かに、このような状態じゃなければ

3歳以下の子供は大人の付き添いとして扱われるのが普通かも知れません。


大人が食べるものや食糧は確かに欲しい・・・でも、

こんな時だから子供におやつをあげたい。


飴1つ、キャラメル1つ、チョコ1かけでも安心するんですよね。。。



悔しくて仕方なかったけど、頑張った甲斐あって

子供のお菓子は別に購入することが出来たから良かった。



3歳だって、1人の人間なんだし、

地震という初めての恐怖に耐え、余震に震え、

今 必死でストレスに耐えてるんだもんね!


避難所には少しづつ物資が入ってきてます。


でも自宅がある者は、自分で食べ物を探すしかないです。


スーパーの行列に並んでも、お菓子が数点残ってる程度。


お米がもうすぐなくなる・・・。

でも売ってない。


早く買えるようになって欲しいな。。。

贅沢は言ってられません!!



それにしても、我が家は災害貧乏になってます。