義母にとって息子は、

大事な一人息子のたった1人の子ども。


1人孫だ。


目に入れても痛くない程可愛いって言葉は

本当なんだな。


いや、むしろそれ以上。


息子が産まれたその日から、とにかくカワイイ!でしかなかった。


義母宅に遊び連れて行っても、我が家に遊びにきても、ずっと抱っこしてるのは当たり前。



自分で選んだベビー服を買ってきては、勝手に着替えさせて、

カメラを持参して、撮りまくってた。


息子が目にした物、手を伸ばした物、欲しいと言った物は必ず買ってあげてた。


幼稚園の時、クリスマスに息子が欲しがったオモチャがどこも売り切れで困っていたら、

何件もそれこそ10件以上のオモチャ屋さんを探して見つけてくれたりした。



受験の時は福岡の太宰府や京都の北野天満宮にまで

飛行機や新幹線でお願いしに行ってくれた。

しかも、日帰りで。


高校生の息子と

2人だけで旅行に行った時は、義母は私はとても幸せだと言っていた。


義母がどれだけ息子の事を可愛がっているか

どれだけ大事にされているか


息子もよくわかっている。


だから、ちょっと親が煩わしく思う年になっても、義母だけには普通に接していたし、


2週間くらい会わないと「さみしい」とメールがくるので、学校帰りに義母宅に寄ったりもしていた。



物盗られ妄想が始まった時から、


息子は義母のメールや電話はすべて無視している。たまに会えば義母に敬語を使っている。


私が「あんな可愛がってもらったのに」と言ったら、



息子は「あんなに可愛がってくれた、大好きだったバーバは死んじゃったんだよ?」

「悲しい事だねー」って本当に寂しそうに言ってた。


息子にとって、今の義母は大嫌いな遠い親戚くらい?だそうだ。


そう思わないとバーバを嫌いになってしまうから

らしい。



義母は息子だけには、今でもやさしい。

息子もヨメも信用出来ない。信用出来るのは孫だけ。と言っている。


でも、この先

その孫も信用出来なくなるときが来るかもしれない。


その時の息子の気持ちを考えると、

優しかったバーバはもういない!と割り切った息子は正しいのかも。


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