アンニョンハセヨー。
暑い、、暑いですねー。お盆もまた。
てか来るはずの台風が全然来ないですけど、
まあでも来たら大変なので、まだしばらく来なくていいなあと思っている私です。
この夏はあらゆる配信媒体が、力を入れまくっておりまして、
韓国ドラマがまじでまじで熱いです。
Netflix、U-NEXT、Hulu、Disney+、AmazonPrime・・・
それぞれがめちゃくちゃ強い独占配信ドラマを準備していて、さすがですね。
惹きになるってことです。韓国ドラマは。
そんな中でも、Netfilxで7月下旬に先陣を切って配信されたドラマ『D.P.2脱走兵追跡官』
シーズン1がめちゃくちゃヤバかった上に、ひえーーーーーーというところで終わったので、
楽しみすぎるシーズン2でしたが。
もうこれは韓国ドラマの歴史に残るドラマ確定ですね。
期待値をはるかに超える、最高のドラマでした。素晴らしいです。
私のブログはネタバレしないをルールにしているので、
どこまできちんと作品の魅力を書けるか不安ではありますが・・・。
でもこの作品は本当に絶対に見て欲しい作品ですので、頑張ってブログ書きます。
原作はWEB漫画らしいのですが、その漫画は実際に起きた事件を基に描いた作品とのことで。
韓国兵役の闇を描いた作品です。
超胸くそ、ダークでズーンとなるドラマですが、これは韓国じゃなきゃすべての意味で作れない。
テーマ、キャスト、演出、音楽、脚本、演技、映像、全てが完璧。
やっぱり韓国はすごい。
いつも通りのコメントですみません。
韓国ドラマの最高水準ドラマです。
にしても特に俳優さんたちの演技がやばすぎでした。
宿ってますね、全員。
主役はチョンヘインが演じるアンジュノ一等兵。
シーズン1では二等兵でしたが、シーズン2では一等兵に昇格していましたね。
ヘイン君と言えば、私が初めて出会ったのは『あなたが眠っている間に』というドラマで、
2番手男子を演じていて、その時がほぼデビューみたいなもんだったと思うのですが、
そこから一気に1番手男子に駆け上がり、ほぼずっと主演クラスに位置していたと思います。
でも、中々代名詞となる作品に巡り合ってこなかったように思うんですよね。
話題作品には出ていましたけど。
そんな中『D.P.脱走兵追跡官』にでて、これがほぼ彼の名刺代わりドラマになったと思います。
ヘイン君=アンジュノって感じです。
シーズン1と交えて話をしてしまいますが、
D.Pの物語は、ジュノが兵役に入隊してから始まります。
ジュノは父親の家庭内暴力から身を守るためにボクシングをやっていて、喧嘩は強いんですけど。
でも荒くれ者の父親を見てきたから、基本は反面教師で喧嘩なんてしません。
中身はとても誠実で真面目な青年ですね。苦労人なのですけど。
入隊後103部隊に配属されるのですが、
ボクシングの能力と性格を買われて、この部隊に2人いる脱走兵追跡官の1人に選ばれます。
脱走兵追跡官は兵役期間中に脱走した兵隊を見つけて、兵隊に戻す仕事です。
そんな仕事あるんだって感じなんですけど。
脱走する理由は様々で。
そりゃ逃げるよ。。。という壮絶ないじめにあって脱走している人が多かったですね。
まじで、言われのないいじめばかりで、ひどい話です。
韓国ドラマで学校ものの壮絶ないじめみたいなものはありましたが、
軍隊ものは国防的組織ということもあり、描けなかったんでしょうね。初めて見た気がします。
同じ部屋に超ひどいいじめっこが一人でもいると、
そいつのターゲットにされないために、全員が一緒になっていじめをしてしまうという、
典型的ともいえるいじめの構図なのですが。
大人で、力も知恵もあるやつらの狡猾ないじめなので、
まじでまじで壮絶。
こんなやつ、社会に戻ってもロクな奴になんないよって感じなのですが。
もう吐き気がするぐらいの胸くそ悪いいじめです。
よくもまああんなことができるよ。
軍隊っていう環境がそうさせるのか?と思いましたけど、
違いますね、あれは元々のその人の本質なのだと思います。
軍隊側としても2年間だから、我慢しろよって感じで特に対応もしれくれず。
耐えるしかないめちゃくちゃ最低最悪な状況の中、
自分を守るために、逃げてしまうんですよね。
弱い子たちは。
そんな人たちを探し出して、軍隊に連れ戻すのが、アンジュノです。
なので、ジュノはいつも悩むんです。
正しいことって何なの?自分の正義感はどこに向けるべきなの?と。
で、ペアで一緒に動くのがクギョファン演じるハンホヨル。
ホヨルは職業軍人の上等兵です。
元々D.P.の組長だったらしいのですが、療養入院していて、
ジュノが配属のタイミングで戻ってきて、ペアを組みます。
ホヨルは人格者ですね。
ジュノが持つ正義感は、まっすぐで誠実で自身の元々の本質からもたらされるものなんですけど、
ホヨルが持つ正義感は柔軟で繊細で相手への共感性からもたらされるものなような気がします。
共感性が強いので、結構病みます。
シーズン1の大事件後、シーズン2冒頭も療養しています。
共感性が強いので、くらっちゃうんでしょうね。
普段はヘラヘラしているような感じなのですが、
実は誰よりも相手のことを慮って寄り添う人です。
俺はお前のことを見ているよ、分かっているよ、と。
このドラマでは、いじめられて、逃げ出した子たちがただ逃げるだけでなく、
いじめっ子たちに報復をしようとしてしまう回が何回かあるのですが、
その時にホヨルの優しさが光りました。
ジュノとの相性が最高ですね。
どっちもいい人なんです。
にしても脱走兵追跡官の精神的負担は半端なくて。
まじで共感性が強い人はやられちゃいますよ、こんな仕事は。
私は割と長くお世話になっている(20年近く)先生に、
私の特徴は「正義感が強い」と言われたのですが、
私があの環境下に行ったら、いじめられるのが怖すぎて、
いじめっ子側についちゃうかもしれないと思いますし、
追跡官になったら、間違いなく共感しまくって病んじゃうなと思いました。
おかしくなりそう。
誰もがいじめる側、いじめられる側、になりうるし、
いじめられる側になったら、誰もが病む。病まないやつなんていない。
そんな中で、もし逃げ出したり報復したりしたとして、
それは悪いことなのか。
誰もがなりうるんです。
シーズン2のキムルリ、チャンソンミン、シンアフィ。そしてシーズン1から続いてのソクポン。
全員が厳しい環境下で、病んでしまった人たちでした。
シーズン2のキャストさんの話をしますと、
キムルリ役のムンサンフンさんの演技は圧巻でしたね。
シーズン1で壮絶なラストがあったソクポンの友人という役で、
かつ、シーズン1ラストはキムルリの銃撃シーンで「え・・?!まじ?!」ってな感じで終わったわけですが。
彼の銃撃事件からシーズン2は動き出しまして、
そうか、やっぱりキムルリがやってしまったのか、、、と物語がスタートします。
ムンサンフンさんは役柄になりきる人で、
撮影が終わるまでは一切笑顔など見せなかったそうです。
すごいですよね、役者魂。
1~2話がキムルリの話でしたが、もうこの話がやばすぎて、
これだけでもまじで見る価値がありました。
雨の中のあのシーンは韓国ドラマの歴史に残るんじゃないかな。
シーズン1のソクポンのラストシーンと同じく。
あの魂の叫びはすごいよ。
今でも脳裏に焼き付いています。
そしてそのあと、ペナラさんが演じるソンミンの話へ。
ペナラさんは初めて見る俳優さんでしたが、
ゲイで女装をしている役柄でしたが、これまた宿りまくってましたね。
まじで演技に見えないよ。凄まじい。
ドラマは初出演とのことで、この人にオファーした監督のみる目がまたすごいね。
逃がしてあげてー、許してあげてー、って何回も思ってしまいました。
本当に可哀そうだった。。。
ソンミンの話のラスト、ホヨルの表情もまた最高でした・・・。
で、その後の話が、チェヒョヌク演じるシンアフィの話へ。
これがまたやばかった。
ソンソック様の真価もここで発揮されましたね。
その後の裁判のシーンもですけど。
チェヒョヌクは前述しました『弱いヒーローclass1』でもすんばらしい演技をしておりましたが、
この作品ではまた更に進化を遂げました。
すごく難しい役どころだったと思うのですが、
ソンソック様との掛け合いの化学反応で、とんでもない演技力を発揮しております。
弱いヒーローの時とは違って、超曲者の役なんですよ。
単純にいうと、めちゃくちゃ嫌な奴。
こんな役もできるんだなあ、21歳、凄まじい。と思った私です。
ソンソック様が惚れ込んで、チェヒョヌクが出ている作品をこのあと全部見たらしいんですけど。
なんでしょうね。チェヒョヌクの役は本当に難しかったと思うんですけど、
最終的にああいう風になってしまったのには意味があって、
そう分かってから見返してみると、切なくて、可哀そうで、ああーーーもうなんだよこれ・・・
っていうやるせない気持ちになりました。
そして全てが分かってからのソンソック様のあの演技。
電話のシーン、やばくなかったですか?(←見た人宛)
からのキムソンギュン。もやばかったですよね。(←見た人宛)
シーズン2はソンソック様演じるジソプと、
キムソンギュン演じるボムグの掛け合いが更に最高でした。
てかこの二人は本当にかっこいい大人でしたね。
ジソプはシーズン2になって、まじで柔軟な人格者になったし、
ボムグは更にかっこいい、強いジュノたちの上司になっていて、
ジソプとボムグの裁判のシーンは泣きました。これはまじで。
もういい加減長すぎて、書ききれないので、
一旦ここでペンを置こうと思います。
とにかく言いたいことは、
D.P.追跡捜査官をシーズン1、シーズン2と観て下さい!ってことです。
本日も長文にお付き合い頂きありがとうございました!
また別の作品でもお目にかかる日をお待ちしております。
감사합니다.