劇団空感演人プロデュース公演
「美しすぎない女」
無事幕を閉じました！！
我がB班
まぁ皆、可愛いこと
そして純粋に努力して、純粋に頑張ってる皆が好きです出来ない所はお互いが支えてる感じで。何か起きても誰かがフォローしてくれて。このメンバーで良かった！！
出来ない所はお互いが支えてる感じで。何か起きても誰かがフォローしてくれて。このメンバーで良かった！！私も皆に助けてもらいながら、舞台に立つことが出来ました！皆には感謝しかない
そして今回脚本・プロデューサーの麻衣子さん
演出の野地君
音響・照明の石井さん
受付係や関係者の皆様
本当にありがとうございました
今回の台本を初めて読んだとき。
正直気持ち悪いと思ったんです。
特に法廷のシーン。小嶋麻理子の発言が、クエスチョンに対してのアンサーがずれている気がして。
あと別なシーンで情緒不安定。え！？そこ泣くの！？みたいな。
自分本位な彼女。基本的には自分のことしか考えてないのかなって。
だから初日に麻衣子さんがTwitterで「気持ち悪さはこの班が一番かな」っていう感想が本当に嬉しくて。
元になった事件について、そしてその彼女について。どんなに彼女を理解しようとして彼女のブログや書籍を読んでも、私には理解できず。終わった今でも理解できません。
「○○だろう」「○○ではないだろうか」そんな周りが予想する人物像だけが独り歩きして、きっと誰１人彼女を理解してないのではないかと思っています。
そんなこと考えてたら、
今まで芝居して、いろんな役の人の気持ちを分かったつもりで、結局何も分かってなかったんじゃなかったとか。その人に成りきるなんておこがましいことなんじゃないかって思ってきて。
頭の中がパニックですよ。
稽古初日、２日目と皆の写真残したいなーって携帯持ってたけど...「私、ヤバくないか？」って思いがなんか突然あって。余裕ない感じ。
セリフより転換が怖かった...。自分今何するんだっけ！？ってなることが怖くて、台本が手放せない。
あ、今だからいうけど、私稽古の日に台本を家に忘れたりとかするんですよ。結構忘れやすい。
でも、セリフ入ってるからだし、転換もそんなないしで、特に気にしなかった(←おい)
でも今回は台本とペンだけはカバンの中を3回も4回も確認してました。
いや、転換怖い😱
法廷のシーンも怖かった。
答えるだけなんですよ。基本的には。
だけど、とんちんかんな答えとか、理解出来ないものはセリフとして出てこないのよ。だから取り敢えず丸暗記。
「私は元来、争い事が苦手で大きな声も出せないから、淡々と論理的に、要点だけを伝える。日頃は、余程のことがなければ、文句を言わない。」
「私はどうも、男の人に怒りを感じない性質の持ち主でして、こういう擦れ違いや通じなさが、たまらなく面白いんです。」(ブログより)
お芝居なのでアレンジはあります。でも彼女の発信するものは大事にしたいと思って。
私は彼女を理解しきれませんでした。
でも一番に理解できたのは「人が人を裁くことはどうか」ってこと。
彼女の事件。彼女が“死刑”となって、それが世の中で当たり前に思うのはどうかってこと。
じゃあ、亜美がコジマリを殺したら、それは“死刑”になるのか。恐らくならないでしょう。
例えば彼女があそこで、「私が悪かったです。ごめんなさい」ってなったら“死刑”じゃなかったかもしれないってこと。
同じ“殺す”でもその内容が違うなら“死刑”にならない。それっておかしくないのかな？
そもそも、人が人を殺すことを決める。
それ自体、やっぱりおかしいと思うの。
だから、裁判のシーン。ただ“彼女にとって”の事実を伝えているだけなんです。
だからそれに対して怒りや呆れを感じること自体が公正な裁判にはならないのかと。
(でも、あんな態度取られたら私もイライラする。きっと。)
法廷のシーン。瞬きはなるべく少なく、してもゆっくりしました。裁判官の顔しか見てません。
カーテンコール！！一番苦手だったー！
なんか急に私になっちゃう気がして恥ずかしかった(笑)声だけ大きいから誤魔化せたかな(笑)？
たくさんの舞台があります。
当たり前のように舞台に立っていた以前。
いつ、どうなるか、自分も世の中も分からない今。
そんな中でこの公演が全て幕を閉じたこと。
奇跡でもあり、運が良かったことでもあり。
そんな中でもお客様が来てくださったこと。
本当にありがとうございます！
千秋楽のカーテンコール。目の前のお客さんをちゃんと見たら、やっぱりうるっとしてしまって。
泣かなかった！
それは頑張った！
２週間は気を付けなければいけません。
お客様も、どうぞお気をつけください。
それでは、またどこかで
誠にありがとうございました
B班 小嶋麻理子役 阿部優華