子供の頃、眠れない夜…


親のお布団に潜りこんでぬくぬくしながら眠りにつく
今では加齢臭とも言える父の背中も、子供の頃は父の思い出の香りであって、今では思い出す事も出来ない

大人になると1人で孤独と向き合わないといけなくて

真っ暗な寝室に月が覗き、なんだか世界にたった1人取り残された感覚になる


気がつけば、夜中に電気を煌々とつけて何度も何度も読み返して手に馴染んだ本を1冊読み切ってしまう


明日も朝から仕事だと思いつつ…

いつからだろうか

大人ってさみしいいきもので、子供みたいにワンワン泣きじゃくる事が出来たらどんなに楽だろうか

ただひたすらに…さみしさを紛らわせようともがく夜