支店取り壊し後すぐに花壇を設置して2年7か月、ついにとうとう移動の日がやってきてしまいました。。
家族が集い手を合わせる場所、まだ帰らぬ8人の行員を待つ場所、そして震災を伝える場所でした。
復興が進み、まわりの風景はどんどん変わってきています。
震災の爪痕、大切な場所が消え、まるで何事も無かったように。
復興は大切ですが、遺族の気持ちとすると辛いものです。気持ちまで復興とはなかなかいかないものです。
息子が最後に居た場所、その場を離れるのは言葉にならない寂しさが・・後...髪を引かれる想いです。
これからは高台で、この町で何があったのかを伝え続けて行きたい。
女川医療センター駐車場下に新しく花壇を設置致しました。
支店跡地からの風景です。しっかりと記憶に留めておきたいものです。
 


平成27年2月1日 河北新報朝刊 慰霊花壇無念の移設