車の中で父は母の右手を握りしめながら


『〇〇もう少しだからな!!!頑張れ!!!』


そう叫んでいた



そんな父と母を見ながらあたしは

病院へ電話をし
車椅子では無くストレッチャーの要請

そして

父の友人であり
母のこともよく知っている看護士の方にも連絡を入れ

危険な状態だから人を集めてほしいと頼みました



あと2、300mで病院に着く!という時に


急に母の顔が傾いたのを見たあたし




母は多分その時に意識喪失したのだと思います





病院へ着くと正面玄関には5、6人の病院関係者が居て


皆で母を抱えストレッチャーへ乗せ


急いで病室へ・・・




その時の母は反応が無く

あたしの目には左胸が動いているのだけがみえました