先週金曜日、利用者さんが亡くなり、日曜日に事務所のヘルパーでお悔やみに行ってきました。


娘さんが笑顔で対応してくれて、少しホッとした。



亡くなる時の下顎呼吸と違い、安らかないいお顔。

「おはようございます」って声をかけたら、「ちょっとうとうとしてた」って目を覚まして、笑いかけてくれそうぼけー



最期、スッと息が止まった時、「よこさんの呼ぶ声がどんどん大きくなって、まさかって思った」娘さんに言われましたガーン

私、必死で呼び掛けてたんですね汗


慌てて娘さんが手を握ったら、最後の力を振り絞って少し戻ってきてくれて、本当に頑張ったね♡

最期に手を握っていた(タオルで手を拭いていた)のが私だったら、娘さんに申し訳なかったから、最期の頑張りに感謝です。



正直、経験から下顎呼吸が始まっても数時間は大丈夫だろうと思っていたし、訪看さんもサービスが終わったら仕事に行っていた旦那さんに連絡を取るつもりでいた。

ほんの30分で息を引き取ると思わなかったし、誰もが最期はあっという間だって感じた。



ママが大好きな娘さん。癌がわかった時に、「私が代わってあげたい」と10代だった娘さんが言ったほど。

癌がわかって5年半、ずっとママを優先にしてきたのを知っているので、いくら覚悟していたとはいえ、この後が凄く心配。


「お母さんの笑顔思い出せる?」って聞いたら、「写真があるので…」って笑顔で答える娘さん。苦しくなった。


闘病を介護して看取ると、苦しむ姿を見ているから、苦しむ姿が強烈に脳裏に刻まれる。

私も20代で母を癌で亡くし、燃え尽き症候群にもなったし、笑顔の母の写真を見ても苦しんだ顔を思い出し、夢に笑顔の母が出てくるまで10年掛かった。

同い年くらいの人が母親と買い物してる姿とか、長女の友達のおばぁちゃんが運動会や習い事の発表会を観に来る姿に、モヤモヤした。



お母さんが、ずっとお菓子作りをしたがっていたこと、誰にも教えたくない試行錯誤を繰り返したクッキーのレシピのこと、ずっと食べに行きたがっていた県外のお店…


利用者さんとのそんな話を、最後に娘さんに伝えられて良かったな。

食べる話ばかりで申し訳ないがタラー


いつか結婚して子どもが産まれた時に、お母さんのレシピのクッキーをお子さんに食べさせる日がくるかもしれない。いくつもあるパウンドケーキの型を使ってお母さんの味を懐かしむ日がくるかもしれない。お母さんの行きたがっていたお店に家族で行って、お母さんを懐かしむ日がくるかもしれない。

今は辛いかもしれないけれど、これからの未来が楽しみなのは、お母さんだけじゃなく、私も同じ。



私は話をしながら、そんな話をしていた日々が懐かしく、愛おしく感じた。


よく喋り、よく笑い、とても可愛く、ディズニーが好きで、ピンクとラベンダーが好きで、美味しいものが好きで、宝物は娘さんで、遺伝する癌じゃなかったことに安心して、太陽みたいな人だった晴れ


ご冥福をお祈りいたします