最近読んだ話題になった2冊
「育ちがいい人」だけが知っていること
こちらは、小学校お受験塾の先生が書かれています。
ケーキの切れない非行少年たち
こちらは、医療少年院で働く精神科医が書かれています。
対照的な2冊でした。
2人の著者が、仕事で関わる人の家庭環境が真逆ですから
子どもに外に出ても恥ずかしくないマナーを教える。それは、親も知っていて、実践していなければ無理なこと。
祖母がお嬢様育ちで、職人の祖父に嫁いでも、母や私に当たり前にマナーを教えてくれたことは、凄く恵まれていたと感じました
マナーは、人を思いやる気持ちや余裕があってこそ
それに対して、非行少年の方は、発達障害などで認知機能が低く、人を思いやる想像力がないから、犯罪を犯してしまう。
悲しいのが、発達障害があって非行に走る子は、犯罪を犯す前に病院で診断された子がほとんどいないということ。ずっと放任されてきて、熱心な小学校の先生がいても継続的にその支援は受けられず、周りから問題児で通ってきた。
なにかと話題のひろゆきさんが、「教育にお金をかけるのは何歳がベスト?」という質問に対して、「5歳まで働くのを諦めて、どちらかの親が付きっきりでいるのが、一番コスパがいい」と答えていた。
これに対して賛否両論あるけれど、私の中ではストンと入ってきた。
ひろゆきさんが言っていた、生きていく上で大切になる非認知機能もそうですが…
認知機能が高いか低いかって、5歳くらいでだいたいわかってきますよね。
マナーに関しても、靴を揃えるとか5歳くらいである程度定着してくる。
親に余裕がなくて園に任せっきりだと、見落とすことも出てくるから、保育園がどうこうより、親がちゃんと子どもに向き合って見れるかどうかかな。
グレーゾーンの長女の子育てから、小学校入学までに、「聞く力」を付けてあげれば良かったってずっと後悔していました
非行少年の方の本には「聞く力」に加えて、「見る力」も言われています私には、かなり衝撃でした。
上の絵を見ても、歪んで見えているので、再現できない。これでは黒板1つ写せない。
小学校受験の問題でも、点図形など、こういう物ってありますよね。
小学校で、「聞く力」「見る力」「書く力」「伝える力」「想像する力」など欠如していたら、どれだけ大変か。理解されず周りのフォローが無かったら…感情のコントロールも効かなくなり、年齢を重ねれば重ねるごとに、どんどん苦しくなっていき、歪みが酷くなっていく。
1人1人に合わせた子育てや教育って、大変だわ。