「開成・灘・麻布・東大寺・武蔵は転ばせて伸ばす」
著・おおたとしまさ
最近、おおたとしまささんの本を読みあさっています(笑)二月の勝者とのコラボ本も人気ですねハート
関東圏、関西圏の中学受験で難関の男子校5校の現役教師との対談をまとめた本。

学校学校の校風
学校男子校というメリットデメリット
学校反抗期のこと
学校低学年までにやっておくべきこと
学校学校側から保護者に求めること

この辺りを聞いています。
中学受験どころか、うちは女系家族なので男の子の子育てには無縁で、男子校なんて未知の世界だから、面白かったです音譜


以前原坂一郎さんの講演会でも言っていましたが、幼稚園・小学校・中学校の参観を見たり、親子の関係を見て、全体的に男子と女子で違うなと思ったことは沢山あります。
同学年の女子に比べて男の子たちは1〜2年幼い。教室の中で同い歳のお姉さんに囲まれている状態だといえるのです。(本書抜粋)
男子校ということで異性の目がなく、思いっきり一生懸命にバカをやれる環境ってきっと楽しいだろうな音譜
今の時代、スマホのゲームより楽しいことができる体験って大事だなって思います。友達といても、無言でお互いスマホを見ている今の世の中、どうかしているあせる


本書に出てくる学校は、基本的に自由な校風で、自分で考えることを大切にしています。
どうしても親主導で中学受験をして、塾から与えられたものをやることに慣れてしまい、受け身姿勢になってしまう。親子二人三脚で合格して成功体験として刻まれ、反抗期がなく、中高生になっても参観を親が望んだり、子供も親が学校に来るのを嫌だと思わない現象が普通より起きやすい。

そのため、親は待つこと、見守ること、信頼すること、子離れすることをどこの学校も求めている。

「親」という漢字は「木の上に立つ」と書いて「見る」と書くから、生徒と同じ地面にいないわけです。木の上から見下ろしていて、木からパパッと降りて、ビシッと言ったりできないわけです。(本書抜粋)

思春期で多感な時期を6年という年数を掛けて成長を見守り育てる、中高一貫のメリットはいいなぁと思いました音譜信頼できる教師がいて、学校の方針と家庭の方針が合っている場合ですが。
親は、初めての反抗期で慌てふためくけれど、教師はいろいろな子を見ているから、数年後には自立した大人に向かって成長することがわかっているので、ドンと構えててくれる。子どもが家と学校で態度を分けていることだってわかっている。
反抗期、親は同じ土俵に上がらない。そうすれば、変に曲がったりはしない。

幼少期〜低学年にやって欲しいことは、花まる学習会の高濱正伸さんの講演会でも言っていましたが、どこの学校も自然の中で見て触って嗅いで実体験をすること。体を動かすこと。お手伝いをさせること。


スキマ時間に読んでいたので、かなり時間が掛かってしまい、忘れている部分もありますが、大事なことを覚書してみました。