コロナの影響で図書館は私のみが行っていましたが、久しぶりに4歳次女も一緒に図書館に行き、それぞれ10冊ほどセレクトしたのですが、次女は私の知らない素敵な絵本を運んでくれました

昨晩の読み聞かせの中の1冊で、胸がキューン

鈴木まもるさんの描く子供の絵は前から好きですが、こちらの絵本は知りませんでした

ちいさい いすの はなし
文:竹下文子 絵:鈴木まもる
子供に物の大切さを教えるには、いい物を愛情を持って接することは大事なことかもれしない。と、読み終わった後に我が身を反省

木のぬくもりを感じる、長年使い続けられる上質な物の価値。それは、安かったからと簡単に捨てられる物とは一線を画す物ですね
時代を超えて、子や孫に思いも一緒に伝えられる物。そういうものを持っているのといないのは、心の豊かが違うのかもしれない


職人が作る値が張る上質な物じゃなくても、同じ用途で使える物が100均などで安く買える。どちらを選ぶかは、きっと人それぞれだと思います。
今の日本は物が溢れ、日本人より海外の方が、伝統工芸などの価値を見出していたり

私の母や祖母は陶器や木のぬくもりが好きだったので上質な物を購入していましたが、私は子供の物は期間限定・食器だっていつかは割れる、そういう物にお金を掛ける意味を見出せないで子育てしていました

お茶碗1つでも手に持った時の感触は、安いものとは全く違う。お箸でもおもちゃでもプラスチックと木製では全く違う。子供の頃に触れていたからこそ、大人になって手に触れた時に、懐かしさが蘇ってくる体験をしています。なのに、子供に安いものばかり使わせている…

ネットの口コミで買うか決めたり、機能重視で駄目になれば心置きなく処分でき効率的ですが、自分自身で吟味して心ときめく買い物をしていない

高いからいいのではなくて、作り手と使い手の気持ちを考えて、大切にする心を養わないといけないな。
文中の上の写真のシーン、子どもが成長して「いつの間にかすっかり小さくなった」という会話があるのですが、椅子が小さくなったのではなく、子供が大きくなったが正解ですよね
「そろそろ服が小さくなったね」とか、普通に使ってるわ


以前紹介した素敵な絵本
メロディ〜だいすきなわたしのピアノ〜
作:くすのきしげのり 絵:森谷明子
こちらと最後の展開は同じ流れ。涙腺崩壊です

くすのきしげのりさんも、いい絵本がたくさんありますね
