やっと読み終わった

17歳長女オススメの
柚木麻子さんの「BUTTER」
読むのに、1週間も掛かりました

1週間で確実に太るし

なぜこんなに時間が掛かったのかと言うと、お腹いっぱいの時・疲れている時…とても読む気にならず
本を読み進めるのに、こんなに自分の体調に左右されるとは


お腹が空いている時に読めば、無性に何か食べたくなるし

キッチンに入るのが楽しくなって、この1週間、桜のシフォンケーキ焼いてみたり、中華を手作りしてみたり、たらこパスタを作ったり、トーストはマーガリンではなくバターにしてみたり
さすがに七面鳥は焼きませんが


家族のためではなく
欲望のままに
自分の食べたい物を
ひたすら作った1週間

フィクション(小説)を普段読まない私でも、全く苦痛じゃない、匂いまで伝わってくる文章

長女が、柚木麻子さんという作家さんの、この表現力が好きなのも納得。
そして、この性的な話を含む小説を、17歳長女が親に勧められる感性にドキリとした。私自身、いまだに性に関して険悪感がある。旦那とも価値観が同じだから、最近の芸能ニュースを見ていて、旦那と結婚して良かったなぁって本当に思う。
とにかく色々な問題提起が投げかけられて、いろいろと考えさせられた。
長女は6回ほど読んでいるらしいが、小説は1回しか読まない私が、まだ自分自身の考えがまとまらず、もう一度読まなきゃっと思う小説でした。
4歳次女が生まれてから、自分が将来やりたいことを一切考えたことが無いことに気が付いた

長女が生まれた頃の私は、長女を自立させて、バリバリ仕事して、美味しいものを食べて、旅行に行きまくるのが目標でした
長女が20歳になっても、まだ43歳。子育てから解放されて、自分のためにお金や時間を使ったり、旦那と2人きりの時間を沢山取ろうと


12歳差で次女を生み、次女が20歳になったら私は55歳
43歳と55歳じゃ、全然違う(笑)

でも、長女が少しずつ手が離れて、23歳の頃の理想の将来が陳腐に思え、次女を出産することを選んだ

HSPの私は、仕事をバリバリしても、自分を守るために職場の人間関係に壁を作るし、疲れてしまう。かと言って、専業主婦にも向いていない。だからパートという選択の方が正解かもしれない。
子育てに依存しているのかもしれないけど、次女の子育てをしていて、私の選択は間違ってなかったと思える

「BUTTER」でも、多様化する現代社会で、結婚するしない・子供のこと・男か女か・仕事のことなど、たくさん選択肢があって、食1つでも選択しなくてはならないし人それぞれ価値観が違って、生きていく中で影響を受けて、その価値観も変わると。
私だってそうなんだな。
図書館で最近「Pen」という雑誌にハマって借りています。
3/1号「ひとり、篭る宿。」特集
次女が私の手から離れた時に、ブックホテルに泊まったり、宿で何もしないという、子育て中には取れない時間を過ごせたらいいなって思いました
