昨日、警察署に行ってきました。
長女、書店での窃盗(万引き)容疑に掛けられていました。

発達障害が関係していて、微妙な話です。長くなります。

万引き常習犯の他の人と間違えられたところから、話がややこしくなっていますもやもや

長女が書店に入った時から、店員さんたちにマークされていました。長女は、ワーキングメモリが極端に低く、耳からの情報をキャッチしにくいので、いつも目からの情報を頼りにする癖があります。

周りの視線に気持ち悪さを感じながら、欲しい漫画があったので、ずっと手に持っていました。しかし周りの視線に耐えきれず買わずに書店を出ようと、お財布をしまおうとしたところ、漫画も一緒にバッグに入れてしまいました。1つのことに気をとられると、他が疎かになってしまう。普通の人では考えられない行動を起こしてしまいます。この行動が店員さんにも見られて、防犯カメラにも映っていたそうです。

長女は、すぐに気付いて漫画を棚に戻して、お店を出たら、店員さんに声を掛けられて事務所に行きました。

事務所でバッグの中を確認しても、漫画は入っていなかったので、長女自身は容疑が晴れたと思っていましたが、1ヶ月ほど経って家に警察が来ました。

上手く話ができないし、警戒心が強い。そして、音に対して恐怖心があるので、大きい声の警察官に何か言われるたびに頭が真っ白になって、何も言えなくなる。私も立ち会わせてもらえず、モヤモヤ。

警察も疑うのが仕事だから、仕方ないんですけど、事務所でバッグを確認しても無かったのも「店員も人間だから、見落としただろう」と取った前提の話。
後日、やはり漫画が欲しくて、同じ系列の他店舗で同じ漫画を購入して、レシートも残っていますが、盗んだ漫画は売る目的で取ったと言われるし。
後から長女に話を聞いて経緯を知ったので、警察に確認してもらったら、漫画を棚に戻すのも防犯カメラに映っていたと。まず、バッグの中に入れた所しか確認していない時点で、警察の捜査ってそういうものなんだなと、悲しくなりました。
何か言っても、長女の話は一切信じてもらえません。


戻したことがわかっても、バッグの中に入れた時点で、所有権が移るので窃盗になると。バッグの中に入れてしまったのは、完全に長女の落ち度だけれど、故意じゃない。
警察が防犯カメラを見て、長女が周りを気にしてバッグに入れているので、万引きしたけど、思いとどまったと見ています。普通の感覚なら、周りを気にして万引きするように見えるだろうし、疑われる行動なのは、理解できます。

でも長女は、周りの目が気になって頭が真っ白になって、故意でバッグに入れたわけではないし、慌てて戻したのに、わかってもらえないあせる


結局、常習犯の疑いは晴れていません。
防犯カメラの映像を長女は見たらしいのですが、画質が荒くてはっきりわからない。確かにバッグと靴は色目が似ている。でも、映っている服装は持っていないし、髪の毛の長さが微妙に違う。
しかも、長女が問題を起こした日の午前中も行って店員に声を掛けられてるらしいのですが、長女自身1日に2度も行っていないし、1度しか声を掛けられていない。

警察は、結局本を戻しているので実質な被害もないし、それ以外の万引きについて、長女という証拠も無く(別人だからな)、押収された他の漫画も万引きされたリストの重版と違うものも多く(ちゃんとお金払って買ってるし)、白黒はっきりせずグレーで捜査終了してしまいました。

後は書店と親との話し合いになります。

長女、上手く喋れなくて、悪くないのに謝らされたり、今まで誤解されることが多くて、誤解されても我慢すればいいってずっと生きてきました。
自己肯定感も低くて、どうせ理解してもらえないって諦めちゃう。面倒なことは「もう、どうでもいい」って思考回路に。白黒はっきりしたい私と違い、ずっとグレーで誤解されて生きてきました。

長女は、ここまで生きにくい中で生きているんだって、改めて実感しました。咄嗟のことに動揺せず対処するのが難しい。発達障害がある子は、多かれ少なかれ、誤解されても上手く自己弁護できずに誤解が解けないことはあると思います。

発達障害のことを話しても、発達障害だからと犯罪は見過ごすことはできないと警察に言われました。そりゃ当たり前だと思います。ただ、初めから決めつけられて、やっていないのに冤罪でも構わないってことなのか?やっていないとはっきり意思表示ができない子だから、理解されるのって難しい。