

長女が生まれた時に、この子を「自立」させることが親の務めだと感じました。
2022年4月1日から婚姻できる年齢も変わりますが、10年前から誕生日の度に16歳まで数えて「あと○年で結婚できる年齢」と考えては、できる限りのことをやろうと思っていました
私の中で、子育ては16歳で一区切りだと思っていました。

そして、とうとう16歳を迎えました

百人一首 33番歌
久かたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花のちるらむ
紀友則
「日の光がのどかな春の日に、どうして落ち着いた心もなく桜の花は散るのだろうか」という意味ですが、とても躍動感ある情景が目に見えるような歌ですね。私は桜吹雪が大好きです
家の前も横も桜が綺麗です


桜満開の日に生まれた長女
名前の由来も桜からのインスピレーションでした。

長女を帝王切開で産んだあと、3日後初めて病院の外に出たら、満開だった桜があっという間に散っていて寂しさを感じました。
長女の子育ても、同じだったなって思います。いろんなことがあったけれど、16年あっという間で、やっと対等に話をできるようになってきて楽しくなってきたら、さっと手を離れてしまう

桜や花火に儚い美しさを感じますが、子育ても一緒ですね。手が掛かって、ドタバタ子育てしている時が、1番親は輝いていられます

入園や小学校入学準備、親は名前付けや袋製作など本当に大変ですが、中学入学以降は、親は数日入学のために時間を作る以外はお金を用意するだけですもんね
儚いです。

とは言うものの、甘えん坊のママっ子長女、重症のホームシックに掛かっています

もう自分の夢とかどうでも良くて、とにかく家に帰りたいと
過去に3回ホームシックになって、何度も話し合ったのに。どうやら、吐き続けているようです
一人でずっと泣いていて、精神的にモロに直撃しています。私も心配で何も手につかない。やはり会えないってツライ。


まだ家を出て10日。きっと1ヶ月、1年単位になれば楽になるんだろうけれど、今はツラくてどうにもならないみたい。
ここを頑張って乗り越えさせるべきか、もう帰ってきていいよって言うべきか。難しい選択。長女に対して言葉を慎重に使っています。
いっときの感情に支配されて、後々後悔だけはして欲しくないけど、逃げ場が無くて思い詰めちゃうのも怖い

お金は持たせているから、いざとなれば新幹線飛び乗って帰ってこれる
結婚もそうですが、親ではなく自分で選択すること。それが自立なんだろうな。
