昨日は、花粉症姉妹2人連れて小児科に行ってきました

小児科の先生と中3長女は、NICUからの付き合いで、約16年診続けてくれた大切なおじいちゃん先生
定年退職した後、個人病院になってからもお世話になっています


東大を卒業した後に、ボランティアをキッカケに医学部で再度勉強して、40歳で医師になった異色の経歴
今まで出会った医師の中で、1番物の見方が柔軟です。思春期のメンタルケアや障害児の親のメンタルケアが得意。

グレーゾーンの長女には、あれこれ言わず「学校行けてるか?」って聞いて、長女が頷くと頭をポンポンしてくれるだけ
首を縦に振るか横に振るかだけの質問しかせず、この距離感が長女には凄く安心できる場所です


でも、次女だけの受診の時は、本人がいないところで私から根掘り葉掘り長女のことを聞いてくるので、次女のカルテは長女の情報だらけ

もう中学卒業なので、長女が先生に診てもらうのは最後になるはず。県外に出ちゃうので、薬を60日分出してくれました

なぜかこの小児科、昔から診ている患者は大人でも先生を頼って来院していますが(笑)
昨日は、初めて長女と進路についてアレコレ話していました。カルテびっしり書き込んでいました

3歳次女がいるから、ちょくちょく小児科に行く機会があるので、必ず長女の話を振ってきてくれて、私の心を楽にしてくれます

中学に入って、ロングスリーパーがネックになって、家では一切勉強をしなくなり、休日は一日中寝て、朝起きられず遅刻ばかりで、私自身凄く辛くて
そんな話をしたら「疲れているんだろう、寝かせてあげればいい。体が睡眠を欲しているんだから」って言われました。

何気ない一言だけれど、長女自身をちゃんと見ていなかったことに気付かせてくれました。私1人で、このままじゃこの子の将来がどうなっちゃうんだって不安と焦りで、1つの見方しかできなくなっていたんですね
長女の将来に私の気持ちなんて一切関係ないのに。

学校へ遅刻の連絡を入れるのも、それまで朝から電話を掛けて「いつもすみません」と謝るのが憂鬱でしたが、「眠くて機嫌悪いんで、もう少し寝かせてから学校に行きます」って気楽に言えるようになりました
もう体質だから仕方ないんです
社会人でもなければ、周りに迷惑を掛けているわけでもないし、無理に叩き起こして朝から喧嘩するよりよっぽどお互いにとってよかったなと。もっと早くに気付いてあげるべきでした



いつでも、長女の気持ちに寄り添って応援してくれる医師に出会えて、本当に幸せでした

次女みたいに、特に問題も無い場合はこの医師のありがたみは少ないんですけど、少し育てにくい子や親には、信頼できる医師との出会いって大切だなって思います。