いつもは子供の付き添い入院で、お昼寝の間にパパッと病棟のシャワーを浴びるだけなので、自分が入院している間に絶対行こうと思っていた患者用の大浴場に初めて入ってきました

家では2歳次女と一緒だから、とっても贅沢〜

もう1人、同い年くらいの婦人科に入院している方がいて(こちらも坊主頭)、2人で足を伸ばしながら病気や入院のことを話しながら入浴してきました
今の病棟はあまり動けない脳外科の患者さんばかりで、他の部屋に1日中叫んでる患者さんはいますが、話し相手がいないので楽しかった〜


家族が同じ病院の違う科によく入院していたり、妹が看護師で情報も入ってくるし、何かあるたびに家庭の医学書を愛読しているので医療系に関して詳しい方ですが、必ず毎回、医師や看護師に「医療系のお仕事ですか?」と聞かれる
ただの好奇心旺盛な専業主婦です


円形脱毛症を受け入れている自分について、書きたいと思います。たぶん今までの環境が大きいのかと思って。
周りに円形脱毛症の人っていますか?世間的には円形脱毛症=小さい丸く髪の毛が抜ける。全頭型の脱毛症の人を抗がん剤治療の副作用かと思っている人も多いのでは?円形じゃなくても、全部抜けても、眉毛が抜けても円形脱毛症って説明しにくいです

私が初めて脱毛症の人と知り合ったのは、18年前。働いていた服屋の隣のお店のオーナーが全身の毛がありませんでした
本人からでは無く、その店の店長さんからオーナーの病気について聞いていました。私も将来、自分のお店を持ちたいなんて思っていた頃なのでオーナーとは病気以外の話をよくしていたし、毛がない以外元気なので、普通に受け入れていました


娘の担任が1年前から多発型円形脱毛症を繰り返していました

そして、2歳次女が3月に通っていた公文に、小学生の女の子で全身脱毛の子がいました。これは流石にショックを受けましたが…明るくて友達も多くて、次女ともたくさん遊んでくれました
(2人ともお勉強は?)この子がいたからこそ、私の毛なんてどうでもいいから、子供はこんなツライ思いして欲しくないって心から思います。(医療の進歩を願うばかりです)

身近にいて知っているって、酷だけど大切だと思います。
まず、命に関わることではない。
そして、その人自身の見た目以外は変わることでもない。
酷い脱毛症を知っていたからこそ、初めは髪の毛を洗って大量の髪の毛に泣いたけど、2週間で受け入れもできたと思っています

あとは同じ病気の方のブログの存在が大きかったです。本当にありがとうございます

ザ・おばちゃんな私とは違い、全てをさらけ出すことは無理って人もいるはず。
家族でもいいし、友達でもいいし、医師でもいいし、患者会みたいなのでもいいし、ブログで別のアカウントを作って人に話せない暗い気持ちをばんばん書き込んだり、同じ病気の人のブログにコメントでも個別のメッセージでもいいし…必ず怖いとか気持ちを吐き出せる場所を作って欲しいな

だって怖いもん。自分が自分じゃなくなりそうで、鏡に見慣れた物が写らないし

落ちる毛に敏感になり泣きが入ったり(私は既に楽しんでいますが)、日々禿げが人から見えないか心配したり、ウィッグ付ければこれまたいろんな心配事もあるし

いくら周りにいたとしても、病気にならなきゃ知らなかったこといっぱいあります
毛が戻ってきてくれればヤッホイ
戻ってこなくても、失うものもあるけど、得られるものもいっぱいあります


