今日はナース妹の誕生日ラブラブおめでとう。
3日後の1月23日が母の命日。母が妹の誕生日に、病室でケーキを食べたことを思い出し、ケーキを仏壇に供える日。


2006年12月3日

母がイントラ妹の所へ1週間遊びに行って2日前に帰宅してから体調が悪く、土日だったので病院に行かず寝込んでいた。疲れが出たと思っていたけど、気持ち悪いと嘔吐していて胃腸炎かなぁ?と思っていた。


翌日、旦那の仕事が休みで長女と3人で温泉旅行だったので、準備をしていてトイレの前を通ったらバタンと音がして、「大丈夫?」と声を掛けたら「うー」って声がしたので、嘔吐中かと思った。
その後またバタンと音がしたから、声を掛けたら返事がない。

慌ててドアを開けたら、母が倒れていたアセアセ

家に父もいたので「救急車呼んで、お母さんが倒れたー」と二階から叫んだ。

長女(当時3歳)が階段を上って来ようとしたので、祖母に上がらないように見てとお願いして、嘔吐もあるからトイレ前の廊下に引きずり出し、横向きに寝かせ、毛布を掛けた。

祖母が血圧が高くてよく倒れたので、血圧計を持ってきてもらい計ったが…低過ぎて測れない。少し足を上げて、救急車を待った。


当時
私は1年前から私の実家に同居。母方の祖父母と父母、私と旦那と長女の7人。
ナース妹は作業療法士の勉強をしたいと大学病院を辞めて、実家から1時間の距離で一人暮らししながら専門学校。
イントラ妹は、就職1年目で実家から5時間の距離で一人暮らし。

下の妹2人とも、職業柄救急法をちゃんと勉強しているけど、家にいるのは私だけ。父は全く役に立たないアセアセ(母が救急車で運ばれてから長女の面倒も見ず、犬小屋の掃除していたくらい)

救急車が到着するまでが本当に長く感じた…。

祖父母に長女を頼み、私1人保険証や財布、携帯を持って救急車に乗り込んだ。


長女が、気が狂ったように泣いていたのが気になり、旦那に電話して休憩中に家に戻ってもらい、ナース妹に電話してすぐに実家に行って長女を連れて病院に来てもらうように頼んだ。

医師「お母さんの体重は?」
私「わかりません」
医師「最後に健康診断受けたのは?」
私「一切受けていないです」
医師「これだから専業主婦は…(ため息)」

と言われた事に、ショックを受けた…。

翌日のホテルの予約をキャンセルしたけど、母が倒れるのが1日遅かったら…
祖父母も二階に上がってこれないし、父は自由人で他人が何をしてるのか気にならない人なので、母がトイレで倒れているの気付いてもらえなかっただろうって思ったら、とても怖くなった。

原因不明だけど膵臓から出血しているので、入院する事になった。

ナース妹が病院に到着して、医療知識もある妹に残ってもらい、そのまま長女を連れて家に帰った。長女は、家族のいつもと違う雰囲気に怖くなったらしく、ナース妹が来るまでそうとう暴れたらしい。

パニックにならずに冷静でいた自分にびっくりしたが、長女がいるので気を張っていたのもある。翌朝早くに1人で車で近くの海に行き、前日の事を思い出して泣いた。押し殺していた怖さとか全て吐き出した。海って、何かあると行きたくなる。

イントラ妹には、すぐに来れないのもわかっていたので、落ち着いてから連絡した。


元気で明るい母が倒れたことがショックだった。まだ52歳だし。
救急車に乗るのも初めてで…それ以来、救急車の音にトラウマを抱えて、サイレンを聴くと胸がざわざわする。救急車の中で、命や痛みと戦っている人たちがいるって思うと…泣きたくなる。