カエルとネコは出会った

ネコは小さいカエルをいじめることなく、おでこをすりすり

カエルも逃げることなく、ぺたぺたの足でネコをいいこいいこ

それから二人は、同じ方向へ歩いてく

2人の時間は、並行する足跡を残して思い出ができていく
隣から見る同じ景色は同じようで、少し角度が違う
その少しの角度のズレすらすら2人には嫌なほど、二人は同じものを見ていたい
並行する足跡はどんどん近づいていく

足跡を見ていた二人は
地被いた並行する足跡の距離ですら遠いと感じる
二人は決めた
二人はひとつになろう
距離のない一人に

カエルとネコは一人になった
カエルネコになった
これからは、同じ景色だね

おめでとーーう