以前、仕事中にもかかわらず、
見ず知らずの私に革漉き機の説明を2時間もしてくれたKANTAさん
KANTAさんの知り合いの方が、コバ仕上げ剤をくださると紹介していただき、
もらいに行きました
コバとは、革の切れ目のところです
そこに色づけ、つるつるにする、保護剤みたいなものが、こちらのバスコです
色んな色いただきました

革漉き機が欲しくてKANTAさんに相談してまして
バスコをもらいに行ったとき、ミシン屋さんを紹介していただきました
革漉き機の調節は色々あって難しいです。
調節を誤ると、大変なことになるようです
『革漉き機が届いたら、使い方と調節しに行ってやるから』
KANTAさんは、そう、私に言ってくれました
革職人として未熟な私を見かねてそう言ってくれたのか
ただただ、KANTAさんが優しい方なのか
その心境を探るのも野暮ですが、そんな人になりたい
そう思いました
後日、革漉き機が届きました
そんな思いが乗せられた革漉き機だから、格別です
1年半も、欲しいと思い続けてたので、別腹です
次の日にでも、KANTAさんにお電話でお礼を言おう
と、興奮冷めやらぬ私の耳に鳴り響くコール
KANTAさんからです
ミシン屋さんから連絡がいっていた模様です
中古革漉き機の具合いはどう?
使い方の注意事項も教えてくれました
『何かあったらすぐ電話しな』
その優しい声に、体がたこさんのようにでれ~んってなりました
そんな優しいKANNTAさんの作る靴はこちらです

椅子もセットで付けてくれました
優しさが染み込んで、それは情熱に変わりました
情熱は私を動かします
この椅子を革に張替えよ

まず、ドライバーで、座面を取り外します

ホチキスのようなものが見えます
ホチキスの硬いものが飛び出す、エアータッカーというもので座面は貼り付けるんです
底を剥がします

ビニールも剥がします

ウレタンもとっちゃいます
これでは、硬くてお尻痛くなっちゃいそうなので、
使ってない枕を使いましょう

クッションを座面に合わせてカットです

ちょき

サンドウィッチ
ボンドで付けました

革は、端切れを縫い合わせたものを使いましょう

エアータッカーはないので、釘で打ち込みました
すると、
椅子張りの仕事をしてた時を思い出しました
会
長が言ってたなぁ
昔は一本一本釘で打ってたんだよ
職人さんも言ってたなぁ
昔は、車無いから、リアカーでソファー運んでたんだよって
入社してから椅子作りやらせてもらえず、何年もリアカーで運ぶのが続いたそうです

続きは後ほど